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  1. 仙台市議会 1997-09-17
    都市整備建設委員会 本文 1997-09-17


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 2: ◯委員長  ただいまから都市整備建設委員会を開会いたします。  本委員会において審査を行います議案は、14件であります。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。議案の審査はお手元に配付の審査順序表に従い、順次質疑を願いたいと思います。  なお、第106号議案から第112号議案までの工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件につきましては、内容が関連する議案ですので一括して質疑を願いたいと思います。  決定の方法については、全議案に対する質疑終了後行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3: ◯委員長  御異義なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  なお、審査終了後所管事務について、当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。              《付託議案の審査について》 4: ◯委員長  それでは、これより付託議案の審査に入ります。  まず、第92号議案平成9年度仙台市一般会計補正予算(第2号)第3条債務負担行為の補正中仙台城石垣修復事業について、質疑を願います。 5: ◯福島一恵委員  私は実は午前中、本丸にも行ってきましたし、あと今あそこの石垣の修復事業に入りますけれども、ずうっと先のバレーコートの上の方ががけ崩れというか、前の雨のときに崩れていて土砂が流失している現場も午前中に見てきたんですけれども、きょうの雨でもやっぱりフェンスを越えて土砂が流れ込んでいったところ、それからそのそばにも、ちょうど小さな小川のように雨水が流れ込んでいるところも実際に見てきました。それで、上の方にも登りまして、ちょうど晩翠碑があるところなんですけれども、この前の雨のときに崩れたところに土砂を恐らく少し盛ったりしたんだと思うんですけれども、やはりそこのところが一番低くなって、水がずうっと流れ込んでいました。そこの晩翠碑のフェンスの外のところは木が2本あるからようやく土どめになっているということで、その根元のところから下が見えるぐらい非常に危険だなというふうに思いまして見てきたわけですが、この石垣の修復事業は、前に委員会でも御説明ありましたように、騎馬像の方から行くようになると思いますので、肝心のがけ崩れの方の部分は石垣の修復事業の方で見ていくということになると、かなり後になるんではないのかなと、その間本当に大丈夫なのかなという気がして見てきたんですけれども、その辺についてどういう対応をこの間なさってきたのか、それからこれからどういうふうにしようとしているのか、伺いたいと思います。 6: ◯公園課長  まず、最初のところについては応急手当てをしているというところでございます。それから、石垣の修復工事が完了するまでにどうやっていくかということでございますが、石垣の修復工事に合わせ、暫定的に排水できるようにこれから検討していくところでございます。 7: ◯福島一恵委員  私が見たところでのその応急手当てというのは、ただ土を盛っただけなんではないかということで、非常に不十分だと思うんですが、どういう手当てをしたのか、まず具体的にお伺いします。 8: ◯公園課長  最初のところについては雨水が集中しまして、崩落部に浸透することから、シートで覆うとともに土砂を埋め戻し、雨水が分散するように応急対処をしたということでございます。それから今後のことですが、あの部分は最も低いところとなっており、自然流下で排水することは不可能でございますので、何かポンプとかそういうものでポンプアップして、石垣修復工事の仮設管などに強制排水するよう検討していきたいと思っております。 9: ◯福島一恵委員  私がきょう見たところでは、シートはなかったですし、むき出しでした。きょうも雨のところをやっぱり観光客の方はいらっしゃいまして、晩翠碑のところは水もたまっていたので、結局大きな水たまりを越えないとフェンスのところまで行けないから、近寄らないだろうとお考えなのかどうかわかりませんけれども、たとえ雨が降っているときは大丈夫でも、雨で緩んだ後に、万一その2本の木もろとも崩落してしまったらあの辺一帯はかなり大変なことになると思うんですね。しかも晩翠の碑がありますから、あちらの方も当然観光客の方は行くようになると思うんです。それで、きょうの台風19号がずうっと北上してくるという情報の中で、激しい雨も降っていたのに何らシートもなかったですし、きょうの時点では。これでは応急手当てをしているとか、したとかというふうには言えないのではないのかなと。今それを考えているということですけれども、悠長なことは言ってはいられないのではないのかなと。やっぱりこういうところを先にどういうふうにしていくのかを検討していかないと、観光客の安全も、それからこれからやろうとしている修復事業についても大きな、何というんですか、中断ということもあり得ると思いますので、その辺のところを本当に何が大事なのかという優先順位をやっぱりきちんと踏まえなくてはいけないのではないのかなと思いますけれども、その点についてもう一度伺いたいと思います。 10: ◯公園課長  ただいま御指摘の場所につきましては、ポンプアップ等をして排水ががけ側に行かないように処置していくようにしたいと思っております。石垣の修復にかかる前後にということでございます。 11: ◯福島一恵委員  それでは、きょうはどういうふうに対応しようとしていたんですか。
    きょうはどういう対応をしたんですか。いつからそういうふうにするんですか、伺いたいと思います。 12: ◯公園課長  できるだけ早く対処したいと思います。 13: ◯福島一恵委員  やっぱりこの石垣の修復事業は、私どもも必要な事業であるというふうに思っておりますし、やはり観光客の方の安全対策をしながらということで、大変な工事だとは思いますけれども、そういうふうに市民も含めてなんですが、どうしてもそういう大きなものにばかり目が行きがちですけれども、肝心の足元が崩れていくようなことになるのでは、本当に大変ではないのかなというふうに思います。ここは本当にできるだけ早くというふうに言ってますけれども、もう前のがけ崩れから2カ月ぐらいたってますので、その間何も対応してなかったのかなというところは非常に遅いというふうに思います。それで、局長にもそこのところの対応、考え方の問題についても、念のために伺っておきたいと思います。 14: ◯建設局長  この場所は委員御承知のとおり、仙台の唯一の観光地でもございますし、年間かなりのお客さんもいらっしゃっるということでございますので、安全には十分考慮していかなければならないということが大事でございます。そういう面で、御指摘の雨水排水等につきましては、抜本的なことを考えていかなければならないということを基本の段階からちょっと整理しておりまして、いずれ雨水の本管を入れながら、今の道路部分がございますけれども、あの辺に入れて、全部がけの方に行かないように、枡から引っ張り込むような格好で、抜本的な排水計画を今考えてございまして、この石垣修復に合わせながら、その辺のがけ面の安全も考慮して、そういう排水を考えて将来にもっていきたいというふうに考えてございます。当面は応急的な形で、先ほど課長が申しましたような仮の排水の釜場をつくるなどして、一たんは仮設排水でやりますけれども、それでは抜本的な対策にはなりませんので、先ほど私が申し上げた形で今後進める考えでございますので、御理解いただきたいというふうに考えております。 15: ◯福島一恵委員  関連してお伺いしたいんですけれども、あそこは竜ノ口渓谷もずっと立入禁止になったままでおります。危険だから入るなということで、ああいう形でゲートも封鎖して大体どのぐらいたつのでしょうか、お伺いしたいと思います。 16: ◯公園課長  約1年ぐらいです。 17: ◯福島一恵委員  先ほど局長、仙台市で唯一の観光地と言いましたけれども、唯一ではなくてほかにも秋保大滝とか、いいところがいっぱいあると思うんですけれども、やはり青葉山全体がお城跡ということだけでなくて、自然科学的にも非常に重要な場所だというふうに思っていますし、特に竜ノ口渓谷は化石が簡単に発見できる、学校でもフィールドワークとして小学生とか、中学生なんかも行って探したりということで、非常に学習の場としても、それから手軽なハイキングコースといいますか、自然に親しむ道としても非常に重要な道だというふうに私は思っているんですけれども、そこが危険だからということで1年も立入禁止のままになっています。危険だからそれはやむを得ないのかもしれませんけれども、あれをどのようにしようとしているのか、対応策としてどういうことを考えているのか、伺いたいと思います。 18: ◯公園課長  現在、八木山橋付近で市道の道路工事を行っており、工事の安全確保と河道沿いの何といいますか、風化による崩落があるために現在通行どめをしております。  工事は11年度に完了予定です。 19: ◯福島一恵委員  それでは、11年度まではあのまま立入禁止ということであるということなんでしょうか。 20: ◯公園課長  そのとおりでございます。 21: ◯福島一恵委員  その工事が完了しなければ、部分的にも入っていったりとかというのは不可能なんでしょうか、ちょっと念のため伺いたいと思います。 22: ◯公園課長  通行禁止にしております。 23: ◯福島一恵委員  平成2年3月に青葉山地区基本構想ということで、青葉山一帯の基本的な計画をつくったものがいろいろありますけれども、この中にも城址周辺の環境整備というのがありますが、あわせて竜ノ口渓谷の保全とそれから体験学習の場としての活用ということがうたわれております。これが平成2年です。ことしはもう9年ですので、7年ぐらいたっているということで、非常に貴重な場なので、一日も早く、市当局もお認めのように体験学習の場として広く活用を図っていくべきだというふうに思います。日本庭園をつくるよりも早くこちらの方にきちんとお金をやって、それで対応していくということの方が私は大事なのではないのかなと思っておりますが、その辺いろいろお考えが違っているかとは思いますけれども、一日も早く竜ノ口渓谷の保全とそれから体験学習の場として活用していくということを、やっぱり急いで、お金もかけて行っていくことが大事なのではないのかなと思いますけれども、その点について局長はどうお考えでしょうか、伺っておきたいと思います。 24: ◯建設局長  基本的には公園の区域からこれは外れているもので、一般的には普通河川の扱いになっていると思うんです。ただ、現状の一般的な判断を申し上げますと、岩盤の上に表土がありまして、岩盤も地下水によって凍結、融解を繰り返しながら崩落をしている箇所が結構あるわけですから、そういう面では十分な安全管理というのはかなり難しい面があろうと私はちょっと考えているわけでございます。従来もあの八木山橋から100メーターくらい上流の方が崩落しまして、完全に堰どめの形でダム化した場所もありました。通行不能の時期もたしかあったと思いますけれども、現実にやっぱりそういうことがある部分については、よほど学校関係、あるいはその道の方々がパトロールしながら、安全確認をしないことには子供たちをちょっとやれないのではないかという問題もありますので、いずれ建設局とはちょっと外れるかもしれませんけれども、このことについてはやっぱり関係局で協議しながら処置していかなければならないのかなというふうに考えてございます。 25: ◯福島一恵委員  公園区域から外れていると。隣接しているということですよね、ぎりぎり。パンフレットでは竜ノ口渓谷ということがきちんと文字として青葉山公園構想の中には入っておりますので、私は全体の構想の中では竜ノ口渓谷というのは非常に重要な資源として活用していくおつもりなのかなと思って受けとめておりましたし、やはり先ほど来から言っているように、非常に重要な場であると思います。それで、平成11年度に工事が終われば開放というか、通行が可能だというお答えでしたけれども、ただ通行が可能ということだけではなくて、できる限りの自然を保全しながら有効な体験学習の場として、どういうふうに保全していくのかという点については御検討をきちんとされているのかどうか、伺っておきたいと思います。 26: ◯建設局長  八木山橋から下流の部分の一部は確かに入っていますけれども、がけ面からは普通河川になっていますし、私の方でどうこう言える状況にはないと思っております。しかし、おっしゃるような資源的な要素は十分あるというふうに認識しております。したがいまして、やはり利用できる範囲であれば、当然そういう方向で検討せざるを得ないのかなという気はしますけれども、いずれにしましても担当からちょっと外れるもので、植物園の裏あるいは青葉台の下の方まで行くわけでございます。私の方としてはタッチする部分からずっと外れてしまう状況でございますので、橋から下流くらいは若干あるかもしれませんけれども、それは微々たる話でございまして、その辺については今後の研究課題という形にさせていただきたいというふうに思います。いずれにしましても、教育あるいは市民局との関係もございますし、私の方で一言でどうこうできる状況でもないものですから、御理解いただきたいと思っております。 27: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第94号議案仙台市営住宅条例について、質疑を願います。 29: ◯小山勇朗委員  この94号議案の市営住宅の条例は、おおむね一種、二種の区別をなくして、これは早くやってほしかった部分でありますけれども、本会議での答弁の中で、年収800万円以上は退去、明け渡し命令を出せるというふうにお話をされておりましたが、この32条の高額所得者に対して明け渡しを命ずることができると、そしてまた33条では高額所得者が期限が到来しても市営住宅を明け渡さない場合には、近傍同種の住宅の家賃の額の2倍に相当する額以下で市長が決めることができるというふうな中身になっていますが、こういった同種の住宅というのは民間アパートあるいは公団といったところの家賃の2倍ととらえていくのか、そしてそういった額を提示をしても明け渡さない場合には裁判等まで発展するのか、その辺についてひとつお答えをいただきたいと思います。 30: ◯住宅課長  おおむね近傍同種の家賃につきましては、民間に近い家賃だというふうになっております。裁判につきましては、その状況に応じて対応していきたいというふうに考えてございます。 31: ◯小山勇朗委員  そうすると民間の家賃を適応して、明け渡しするまでそういう形でいきたいというのが考え方だととらえていいんですね。あと、市営住宅に関連してお伺いしたいんですが、市営住宅に白線を引いて駐車スペースを全体で4,864区画委託をしているというふうに聞いております。月2万円プラス1区画200円という形で委託費を自治会に支払っているようでありますけれども、どのような計算方法でこの額をはじき出しているのか、どういったものを義務づけしているのか、お答えをいただきたいと思います。 32: ◯住宅課長  町内会の管理の委託の額の根拠といたしましては、随分前になりますけれども、この方式の導入時点で町内会と協議しながらやっていただく内容等々を検討しながら、管理委託費について基本額として2万円、1台当たり200円ということで決めてきたわけでございまして、これを委託額としておおむね妥当なものだいうことで、他の団地でも実施しているところでございます。委託の中身についてでございますけれども、違法駐車防止の啓蒙・啓発に関すること、有料駐車場現場管理に関すること、放置車両の通報に関すること等でございます。 33: ◯小山勇朗委員  今の話をしていくと、自治会ごとに協議をして、そこで決まった金額、基本的には2万円プラス1区画200円ということで、それは全部の自治会が全く同じ額でそういうふうに決めているんですか。 34: ◯住宅課長  同じでございます。 35: ◯小山勇朗委員  駐車料金については、どのような状況になっていますか。 36: ◯住宅課長  駐車料金につきましては、地代相当額及び管理事務費ということで、各団地ごとに決定しているところでございます。 37: ◯小山勇朗委員  決定しているのはいいんだけれども、額的にどういう状況になっているのか、例えば安いところと非常に高いところといろいろあるようなんですけれども、幾らから幾らまであるのか、そしてまたその駐車料の算出根拠というのはどういう形でそういった幅が出てきているのか、その辺についてお答えをいただきたい。 38: ◯住宅課長  安いところといたしましては四郎丸市営住宅の2,800円、高いところといたしましては新寺小路市営住宅の7,000円となっているところでございます。  それで、その料金の差についてでございますけれども、料金の差につきましては地代相当、評価額の差と場所による評価額の差ということでございます。 39: ◯小山勇朗委員  管理費は駐車料金収入の中から委託費として出しているのか、その辺はどういうふうになっていますか。 40: ◯住宅課長  管理費は駐車場使用料金の中から出してございます。 41: ◯小山勇朗委員  1区画にすれば200円だというふうに判断しますけれども、安いところで2,800円で、あと7,000円、要するに土地の評価額によってそのくらいの差をつけているというふうに今お答えになったと思うんですが、駐車する側からすれば評価額が高いとか安いとかではなくて、本来的には家賃だって建設費からはじき出してきているわけでしょう。相対的に駐車場もつけてこれから市営住宅を建設をしていくということで、100%に近い駐車場を設置してきているのが現状だと思いますけれども、一定程度安いところに並べるかどうかは別にしても、一律的なやはり駐車料金の設定の仕方というものもあっていいのではないかと思いますけれども、その辺についてどうなっているのかですね。  あと先ほどの説明の中で、義務づけとして違法駐車とかあるいは現場管理とか、そういったものを含めてこの金を払っているんだというふうにお答えになったと思うんですが、区画以外の通路という通路にほとんど新しく整備をされた住宅地内であっても、皆、全部駐車をさせているわけですよね。まさに違法駐車、区画以外は本来ならばとめてはならないというふうに思います。そして夜とか行って見てみますと、救急車とか、消防車も入れないような状況があるということからすれば、要するに義務違反なわけですね、その金を払って管理してもらうんだよと、それで町内会でも協議してこれとこれとこれを義務づけるんだよと、そのかわり公社から行ったり、住宅課から行って見回るのも大変なんで、その管理してもらう金として基本金額2万円とプラスアルファ1区画200円というのを払っているんだから。そういった意味では、区画数が多ければ多いほどその自治会に入る金というのはすごい金だというふうに思います、毎月。そうすると、それは町内会の運営費として非常に役立つ部分ではいいかもしれないけれども、やはりわざわざスペースを取って緊急車両なんかも常に入れるような状況を確保する、そのことなども含めて管理委託しているわけですから、この違法駐車対策についてどうするのか。そしてあと、わざわざ1区画2,800円とかと取っているものだから、その違法駐車の場所でも金を取って逆に言えばとめさせている、そういう自治会まで出てきているわけですね。そういうふうに区画以外にまでとめさせて金を取ったりしている。そういうところまで住宅課として見て見ないふりをしてきたと思うんですが、やはり協議して金を払っている以上は、それにこたえてもらう義務があるわけだから、きちっとした対策をとるべきだというふうに思いますけれども、その2点をまずお話をいただきたい。 42: ◯住宅課長  第1点目の駐車場料金の格差についてでございますけれども、市営住宅周辺地での駐車場料金も当然のことながら格差がございます。それと見合うような形、地代相当ということで格差をつけているわけでございます。  第2点目の区画線以外のところの駐車につきましては、駐車場の整備がまだ至ってないような団地につきまして、自治会等が苦肉の策としていろんな対応をいたしているところでございまして、当然好ましくないものでございますので、現在進めている市営住宅の整備事業に合わせて、適正に管理が行えるよう是正改善に努めている状況でございます。 43: ◯小山勇朗委員  今、建設中とか、あるいはその区画が今始まったばかりでまだすっかりでき上がってないというふうなものであれば、そういう話もわかるんです。だけれども、きちっともうできて、管理費もちゃんと払って、何年か過ぎているところでさえ全くそれは放置されたまま。だから、そういう状況をやはり何回も言うようだけれども、金を払っている以上義務も果たしてもらうという意味からすれば、やはりきちっとした指導というものがあってしかるべきだというふうに思うんですよ。それを今後の課題みたいな話でなくて、今やはりほかから市営住宅の方に用事があって行っても、その人たちも全くとめるスペースもない、例えば短時間で用を足して帰るにしても。また、通路に大体ここはだれだれのうちの車と決まっているものだからそこにとめられないわけでしょう、逆に言えば。ですから、そういうものまで見逃していくのではやはり管理費を払っている意味がない、はっきり言って。管理費をそれぐらい毎月払うんだったら、1人か2人を専門的に管理要員として配置をして、この団地についてはどこどこのだれさんとだれさんということで委託をしてしまう。団地内にいれば、隣近所からあるいはその入居者といがみ合いたくないとか、憎まれたくないとか、いろいろかえって言いにくい部分があるわけですよ。全く関係ない人がやればびしびしやれるわけですよ、はっきり言えば。そういうところもきちっと考えてやっていかざるを得ないと思うんですよ。そういうのをやっぱり今後の中できちんとやっていく考えがあるのかないのか、お答えをいただきたいと思います。 44: ◯住宅課長  確かに御指摘のような団地が何団地かはございます。町内会との役割分担の中でその辺は整理してまいりたいと、さらには今後の公営住宅法の改正に伴い、市の共同施設として私どもが管理責任を負うところでございますので、その中でもなお一層整理に努めてまいりたいと考えているところでございます。 45: ◯小山勇朗委員  それから、この委託費の関係、少ないところで月幾らで、多いところで幾らぐらい支払っていますか。 46: ◯住宅課長  委託費の少ないところで月額でございますけれども5万8000円、多いところで13万4000円でございます。 47: ◯小山勇朗委員  これは、入居者からいただいている駐車料金から還元をするという形でありますけれども、やはり本来であれば市の収入として全部入っていく金なんですよね。しかし、管理を委託しているということでこのくらいの金を出していると、そうであればその委託費がどのように使われているのかとか、あるいはその報告はこちらから振り込んだ金を受け取りましたというものだけで終わっていると思うんですよ。しかし、自治会にすればそれは毎月13万4000円も入っているところ、あるいは5万8000円も入っているところといえば、最高額でいえば年間100万円以上の金が収入としてあるわけですから、そういった意味ではその金が飲み食いだけに使われるような状況ではなくて、本来のやはり大切な金として町内会のいろんな部分に使用される、そういった一定程度目的のようなものも明示をしながら、そしてきちっとそれが入居者に対してもどのような金額が入って、どうこれは使われているというものをきちっと示させていくような取り扱いというか、指導というか、きちっとしていかないと、ある町内会ではいろいろこの管理費の問題でごたごたになって、会長が引きずりおろされるというふうな事態まで起きているわけですよ。この管理費のために町内会がおかしくなってきているという町内会さえ出てきているわけだから、そこはやはりこちらは払った以上領収書をもらえばいいと思うけれども、やはり入ったところの自治会がそういうことでごたごたならないように、きちっとした周知を、例えば町内会の総会のときには必ずそれを提示をさせるとか、そういうふうな指導もあってしかるべきだと思いますけれども、その点についてはどうですか。 48: ◯住宅課長  駐車場の管理につきましては、町内会に委託しているわけではございますけれども、町内の皆様方にも御理解いただけるような形でお願いしていきたいというふうに考えております。 49: ◯小山勇朗委員  その辺、十分工夫していただきたいというふうに思います。  あと、市営住宅の建てかえで、要するに今建設局なりあるいは環境局なども含めてですけれども、緑をふやそうということで、いろんな民間のビルを建てるときにも後退させて、わざわざそこに植栽させて、そしてその分は容積率を緩和するというふうな施策をとりながら指導してきているわけですね。しかし、市営住宅に限っては、わざわざ前にあった花壇とかそういうものをみんな取り払って、全くなくしてしまうというような住宅さえあるわけですね、今現在。やはり市営住宅に入っている人たちも緑を見ながらやはり──緑を見ただけで心が休まるとか、いろんな意味合いがあるわけですから、そういった意味では建設局と都市整備局は違うんだといっても、それは仙台市の中の一つの行政なわけだから、一貫した取り組みとさらには進んでやる、そういうところにやはり目を向けていかなければ、ただ単に市営住宅を建てかえればいいというわけではないんですよ、はっきり言って。そういった意味では、緑を公園をあるいは花壇をつくる、そういう中に市営住宅がそびえ立つというふうな、やはりだれが見てもここに入りたいと思うような、そういう住宅をあえてつくっていくのが本来の市営住宅の建てかえのあり方だというふうに思うんですけれども、特に郡山なんかは全くないわけだから、そういうものも今後どういうふうな考え方、そしてまた今現在全くなくなってしまったような郡山住宅のような部分について、どうこれから改善しやっていくのか、その辺は局長答えてください。 50: ◯都市整備局長  花壇を取り払っている団地というお話で御指摘をいただきましたけれども、いわゆるもともと公営住宅法といいますか、市営住宅では車を考えないで、車を持っている人はこういう市営住宅に入る層ではないという考えもあったんでしょうけれども、駐車場を全然考えていなかった時代に建った団地が結構あるわけでございます。そういう流れの中で、今日必需品として1戸当たり1台というようなのが最低ラインだろうということで、最近既存団地もそういう空きスペースをできるだけ駐車場に転換していくというような進め方、あるいはもちろん建てかえの際には1戸1台という駐車場の整備という流れが一つ出てきているわけです。そういう流れが一方にありますけれども、小山委員御指摘のように緑をはぐくむ都市づくりをしています仙台市として、やはり両様相兼ねた団地づくりが必要だというふうに思います。御指摘の郡山団地等もそのとおりでございますし、それから建てかえ住宅団地においても緑をふやそうという基本的な考え方で取り組んではおりますけれども、補助制度の中でそういう部分については非常に補助が薄いとか、いろいろ財政的な事情もございますが、今後既存団地も含め、建てかえはもちろん、そういう緑をふやしていくということに最大限の努力をしていきたいというふうに考えます。 51: ◯福島一恵委員  私どもは、本会議でもこの条例案について御質問したわけですけれども、基本的に国の公営住宅法は、住宅は福祉という今の国民のニーズとして救貧ではなくて本当に働く人々──子供を育てながら子供の教育費にもお金がかかる、でも住宅も十分に欲しいという30代、40代の人も含めて住宅を供給していくという立場に立つならば、公営住宅法は今回後退──もう公営住宅はつくりません、あとは民間市場に任せますという問題点と、それから収入分位をさらに引き下げるということで、収入超過者の規定ですとか、高額所得者という概念をさらに低くして、本当に一部の救貧対策みたいな形で、せっかくの公的な住宅を国や自治体が責任を持つというのを後退させたということで反対の立場をとっております。ただ本会議でも質問したように、国の改悪に伴って、こちらも変えていくということで、確かに収入超過者に対する認定ですとか、近傍家賃を取り入れるということですとか、それからいろいろ問題点を指摘したいというふうに思いますが、ただ本会議でも言いましたように、自治体としての裁量権みたいな形で利便性係数とかがゆだねられていますし、この条例を見る限りでも、例えば高額所得者に対する家賃等第33条の第2項では、近傍同種の住宅の家賃の額の2倍に相当する額以下で、市長が別に定める金銭を徴収することができるということで、額以下ということですので、あとはどのような形で実際に今入居されている方々、それからこれから公営住宅に入りたいと思っている方々にとって、市民にとって不利益にならないように使っていくかということが求められているというふうに思います。ぜひ、今消費税が上がったり医療費が上がったりという中で、住居費を少しでも浮かしたいという市民の方は多いと思いますので、そういう市民の願いにこたえるために、この仙台市の条例案──細部は後いろいろお伺いしたいと思いますけれども、考え方の基本として市民にとって不利益にならないような活用を図っていきたいというような所見を局長に求めたいと思うんですが、その点いかがでしょうか。 52: ◯都市整備局長  数字は後で御説明することにいたしますけれども、いわゆる収入超過者で引き続き入居している層というのがかなりおりまして、そのために入りたい人も入れないという状況を解消するということは、やはり基本的には必要なのではないかというふうに思います。ただ、今回一種、二種の区別がなくなりまして、従来の空き家の多い一種住宅にこれまでの二種階層の方も入れるということになりますから、その状況を見ながら、今福島委員が御指摘の市長裁量部分については、柔軟に対応していくべきなのかなというふうな所感は持っております。ただ、現状まだスタートしておりませんのでここで断言はできませんけれども、できるだけそういうふうな優しい処置をとっていくということだけは申し上げておきたいと思います。 53: ◯福島一恵委員  局長ができるだけ優しい処置をというところに期待をしたいと思いますが、本会議の答弁では3分の2の方は家賃が下がるという御答弁がありましたけれども、残り3分の1の方は上がると。それでそういう方たちの中で、どうしても割り増しになっていったり、あるいは高額所得者という形になっていく方たちに対しての家賃の請求、それから明け渡しの請求というところが、これからどのくらい局長が優しいかどうかというところが問われる部分になっていくのではないかと思います。  本会議でも12月ごろにその辺のところは決めていくということなので、一層こちらとしても、今市営住宅に入居されている方々も含めて、いろいろ要望を上げていきたいというふうに思っておりますが、特にこの要綱の中で気になっていることで、16条で家賃の減免または徴収猶予というところがあります。ここもさらに柔軟に対応していける部分ではないのかというふうに思いますけれども、この辺の考え方は従来と同じなのかどうか、その辺を確認したいと思います。 54: ◯住宅課長  現在検討中ではございますけれども、従前の考え方を踏襲していきたいというふうに考えてございます。 55: ◯福島一恵委員  ぜひ、従前を踏襲してさらに国の法の改悪の中でも仙台市は公営住宅を市民の立場で考えているという評価が与えられるように運用していただきたいと思います。  それから、ちょっと細かいことになって申しわけありませんけれども、今回仙台市営住宅を社会福祉法人等に使用を許可するということも新たに加わりました。前に委員会ではグループホームなどにも使っていただけるようにということで、こういうふうに整理されたんだと思いますけれども、社会福祉法人等の等のことについてこちらの方でお考えのことがあれば伺いたいと思います。 56: ◯住宅課長  社会福祉法人をイメージしてございます。 57: ◯福島一恵委員  などというふうになっている場合は、私どもよく気をつけなければいけないと。などですから、どのようなものがなどに入るのかなと。今のところは社会福祉法人しか考えていないというのであれば、社会福祉法人にというふうに明記すべきだと思うんですけれども、そこがあえてなどというふうになっている趣旨は何かとお伺いしたんですけれども、いかがでしょうか。 58: ◯住宅課長  現在のところ考えてございません。 59: ◯福島一恵委員  現在考えていないのであれば、などはとって明確にして、将来何か考えているときに、などを入れればいいのになと。などが入っていい場合と悪い場合があるので私どもも苦労するんですけれども、今回は社会福祉法人にというお考えということで、これは受けとめておきます。  それから、あちこちいって申しわけないんですけれども、最初の方に第2条の定義のところに、初めて買い取りまたは借り上げを行い賃貸または転貸するためということで入っております。これは、法も変わったのでここにも入ってきているんだと思いますけれども、私どもはもっと市営住宅をつくっていけという立場で、建てかえだけではなくてということを再三この場でも申し上げてきたんですけれども、建設だけではなくて、買い取りまたは借り上げという方法も大いに使って、公営住宅をふやせという要望をしてまいりました。今回こういう形で条例が整備されたということは、建設ばかりではなくて、買い取りや借り上げという形で小規模な形でもまちの中に市営住宅をつくっていこうとする方向性がここににじみ出ているのかなと受けとめたんですが、その点はいかがでしょうか。 60: ◯住宅課長  今回の改正によって、買い取り、借り上げが可能となったということでございまして、それに基づいて条例上機動的に対応できるよう整備したところでございます。それで、これの実施、採用につきましては、先ほど局長からも申し上げましたとおり、今後一種住宅、二種住宅の関係がなくなる関係で、空き家が有効に使えるという関係のこともございますので、その状況を見ながらこれらの導入については、取り組んで検討してまいりたいというふうに考えております。 61: ◯福島一恵委員  これから考えていくということなんですけれども、ぜひ急いで考えを整理していただきたいなと思いますけれども、確かに一種、二種の枠が取り払われて、特に二種住宅を希望されて、それこそ10数倍とか、多いところでは40倍くらいのところの競争率が緩和されていくのかなというふうに期待はするんですが、実は場所によって今でもあいているところがたくさんあったり、すごく込んでいたりということは、たとえ一種、二種の区別がなくなっても、それは変わらない傾向になるのではないのかと私は考えます。特に、病院ですとか小売店とかに遠い団地で車がないと生活ができないようなところに、果たしてお年寄りの世帯とかで、入りたいという方々が入っていくことが本当にいいのかどうか、そういった問題がこれから具体的になっていくかと思います。あいてしまった団地をどうするのかということは、この際わきに置かせていただいて、そういうまちの中に住み続けたいというお年寄りの皆さんですとか、あるいは障害のある方とか、そういう方々に対応していくためには、やはり比較的下町と言われているような地域に、小規模でも借り上げたり買い取ったりという形での公営住宅的なものが求められていくというふうに思います。そういった形を早く具体的に検討されていくことが今重要ではないのかと思いますけれども、その点について局長はいかがお考えなのか、伺いたいと思います。 62: ◯都市整備局長  そういう需要があることは十分承知しておりますし、具体的に量的に把握しているわけではございませんけれども、傾向としては確かにあると思います。ただ、法改正によります一種、二種の壁が取り払われ、二種階層が入りやすくなるというような大きな転換時期を迎えているわけでございまして、その転換した状況を見ながら、やはり対応すべきなのかなというふうに思っております。 63: ◯福島一恵委員  今年の12月の定期募集から、既に新しいやり方で募集をなさるというふうに伺っておりますので、来春その一度の傾向を見た限りで大体の傾向がつかめると思いますので、そんなに待たずとも具体的な対応を求めていきたいなというふうに思います。住宅基本計画が昨年発表されて、住宅マスタープランと言われておりますけれども、その中では明らかに公営住宅がまだまだ足りないというのが数字的に出ております。そこは認識が違う部分になっているのかもしれませんが、データとしてはまだ住宅が足りないというふうになっております。それを民間市場にゆだねるのではなくて、やはり公的に自治体が責任を持つということは今後も求められているというふうに思います。そこで、今回発表された市の基本計画の中には、そういった住宅政策に関しては何ら記載がないんです。それは中間報告ですから今後盛り込まれる余地もあるのだというふうに私は思うんですが、住宅マスタープランをさらに発展させて、基本計画の中に盛り込んでいくことを、住宅をもっと自治体が責任を持って確保していくという立場で、さらに充実されることを求めるんですけれども、その点についていかがでしょうか、これも局長にお伺いしたいと思います。 64: ◯都市整備局長  基本計画の中の住宅政策につきましては、人に優しい都市環境の形成の中で、特に重視すべき福祉的住宅供給にポイントを置いて記述がなされていると思います。それで、量的な確保につきましては、確かに住宅マスタープランあるいは建設5ケ年計画等で5年間で1,000戸ぐらいの供給が必要だとうたっておりますから、これは建てかえで戸数増を図るとか、あるいは特優賃で需要を賄っていく、あるいは先ほどから議論になっています買い取り、借り上げ等の施策も幅広く組み合わせながら、需要に対する供給をすべきだというふうに考えております。 65: ◯福島一恵委員  福祉的住宅というのは、こちら側というよりも民生サイドの方かなということでとらえて、こちらとしてはまちづくりという点でも起こしていただければと思います。そして、今5年間で1,000戸というのは私どもが何度も言うように、非常に少ないと。それをいろいろな手法でふやしていくことを再度求めていきたいというふうに思うんですけれども、その点についてもう一度伺いたいと思います。 66: ◯都市整備局長  やはりこれは、需要と供給の関係でございますから、しかも民間の分野や公的住宅でもいろいろ分野がございます。その中の市営住宅という一部門でございますから、総合的に判断し対応していくというのが正しい姿なのかなと思います。したがいまして、一応計画はつくっておりますけれども、そういう需要動向をきっちりと踏まえながら供給実施をしていくというふうにしたいと思っております。 67: ◯福島一恵委員  一種、二種が取り払われても、やはり高齢世帯の皆さんが住む場所がなくて困るということが起きないように、住宅政策に十分位置づけて取り組んでいただきたいという形と、それから本会議でも言いましたように市営住宅はどうしても仙台市は大きな団地が多いので、そこが障害を持っている方ですとか、高齢世帯の方ですとか、母子家庭の方が中心となってまちづくりの担い手が少ないという形では、本当にコミュニティーの形成あるいは防災上も十分ではないという点も含めて、いろいろ数合わせというか、あいているところがあるから公営住宅はもういらないんだということだけではなくて、質的な問題それからまちづくり、コミュニティーという点からも一層検討していただきたいというふうに思います。  それで、最後に非常に細かいんですけれども、第4章の第20条で修繕費用の負担ということで、仙台市が負担する修繕のことについてちょっと書いてあります。既に今の市営住宅は老朽化しているところ──それは建てかえ計画ということでなっているところもありますが、建てかえなくても修繕を求められているところがたくさんあります。そういったところに十分にこたえ切れていない現状があるというふうに私は思っております。調査を行って押さえている、直さなくてはいけないところ、あるいは要望があるところに対してどの程度今こたえられているのか、大ざっぱで構いませんので、ちょっと伺いと思います。 68: ◯住宅課長  修繕のことについてでございますけれども、団地によりまして昭和40年代に大量に建設された団地が相当数ございます。その団地において年次計画で進めているところでございますけれども、年間500戸程度供給されている関係上、幾分というか、おくれていることは確かでございます。ただ、私どもとしては、積極的に取り組んでいきたいという考えは持っているところでございます。 69: ◯福島一恵委員  今回の条例改正が、本当に今住んでいる方たち、それからこれから公営住宅に住みたいと思っている人たちにとって、よりよい改正になるようにさらに細かいところ──今回条例改正で駐車場の問題ですとか、共益費の問題ですとかが明文化されて、さっと見ると取られるとか管理が厳しくなるのではないのかと受けとめられる入居者の方もいらっしゃるかもしれませんけれども、そうではなくて柔軟に運用して、さらに住みよい市営住宅、住みよい仙台市をつくっていくんだという趣旨で改正するんだということを、最後にもう一度先ほどの保守、改善も一層努力していくという意味も含めて、局長にお伺いして私のこの点についての質問を終わりたいと思います。 70: ◯都市整備局長  修繕対応につきましては、臨時的な修繕等につきまして建設公社の方に委託しましてかなりスムーズに対応できるようになったんではないかなと思っております。すべてに直ちにこたえているかどうかという点では、先ほど住宅課長が申し上げたような状況にはありますけれども、私ども一層努力をしてまいりたいというふうに思っております。  また、入居者対応でございますけれども、やはり例えば生活に困って家賃が払えなくなったというような状況とかいろいろ千差万別ございますが、こちらでは減免の制度も用意しておりますし、また収入がかなりになってもそのまま入っていられるというのも、見方によっては公平性を欠くということで、そういう方にはやはり厳しく対応するというようなことで、やはりこれは入居者の方にも義務を守っていただきながら、行政としては可能な限り柔軟に対応するというスタンスで取り組むということでまいりたいと思っております。 71: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 72: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第98号議案仙台市地区計画及び再開発地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第102号議案工事請負契約の締結に関する件について、質疑を願います。 74: ◯福島一恵委員  これは共同溝のことなんですけれども、本会議でも質問しましたが、今までの工区では4社が参加しておりましたけれども、今回の工事請負契約に入ったところから泉中央までは、所によって4社が参入する可能性もまだあるのか、それともずっと2社だけなのか、その点についてちょっと確認したいと思います。 75: ◯街路課長  2社のみでございます。 76: ◯福島一恵委員  平成5年3月に出ました仙台地区共同溝整備基本計画策定委員会がまとめました仙台地区共同溝整備基本計画策定調査報告書では、泉中央に向かう途中のところ、また4社になるというような部分もこれでは示されているんですけれども、これは平成4年ということで、今の時点ではこれから堤町工区からずうっと泉中央まではNTTと東北電力の2社だけなんですね。さらに確認したいと思います。 77: ◯街路課長  基本的には2社でございます。 78: ◯福島一恵委員  それでは、非常に基本的なことで申しわけないんですけれども、私も共同溝のことについていろいろ調べる前は共同溝と地中化電線事業の違いが余りよくわからなかったんですけれども、改めてちょっと基本的に共同溝と地中化電線事業はこう違いますよというのを簡潔にお答え願いたいと思います。 79: ◯街路課長  共同溝の整備に関しましては、昭和38年4月に制定されました法律でございまして、これはライフラインの最も基幹となります電力、NTT、ガス、水道、そういった大幹線系を地下に構築をすると。それで、道路の掘り返しを防止をするとともに道路の保全、それから都市の防災機能を目的とするというものでございます。  それから、電線類共同溝でございますけれども、これは平成7年に制定されておりまして、歩道部分に建っております、例えば電柱とかそういったサービス的なものを歩道の下に収容するというものでございます。 80: ◯福島一恵委員  そういうことで、本会議でも述べましたように、共同溝自体が絶対悪いとか必要がないという立場ではなくて、ライフラインを確保するという意味では非常に重要というか、有効なものだという認識には立っておりますが、本当に今財政的に厳しい中で、たとえ国が補助金をくれるといってもその半分は市もおつき合いしなくてはいけないというわけで、国は公共事業を何とか、とにかくアメリカとの約束で630兆円先にありきというところがあるので、どうしてもこういう共同溝なんかも全国展開したいという思惑はあるかと思います。ただ、それに市民負担ということと急がなくてはいけない事業なのかどうか、後でもいいのかどうかという判断は、市として本当に正確にしていくべきものだろうと思います。  それで、先ほど確認いたしましたように、今の計画は平成4年度の基本計画策定調査報告書に基づいてのものであります。その報告書では、この仙台北部共同溝堤町工区は2社ですけれども、あとちょっと4社になるというような予測というか需要もあったんですが、結局今の時点ではずっと2社だけだと。もちろんこの2社、NTTと東北電力さんからも負担金という形でいただきますけれども、やはりこの企業の方々から見れば自分たちで全部というか、負担しなくてはいけないところを、こういうふうに乗っかるとまあいいかなということで、やはり先行的にも投資しようということはあり得ると思います。それはそれで、企業の論理で当然かと思いますけれども、それについてこちらの方で果たしてそれが本当に今必要なものなのかどうかという慎重な検討は、その都度その都度なさっていかなければならないものだと思います。  バブルも崩壊してこういう財政状況の中で、本当に泉中央まで行くのに平成22年までかかるという、そういう長い年数もかかりますし、費用の方もばかになりません。1メートル当たりつくるのに300万、これは今の単価ですけれども、それがどのぐらいになるのかわかりませんけれども、伺ったところメートルで計算していくと大体総事業が出ますよと、ただ工事単価も上がっていくので何とも言えませんというお答えだったので、あえて仙台市の負担分は聞きませんけれども、やっぱりそういう大きなお金をかけるわけですから、見直してどうするかということは今本当は必要なんではないかなと思いますけれども、その点について見直すこともあり得るのかどうか。ここはもう工事契約まで来てしまったので厳しいということもあるのかもしれませんけれども、今後もずっとこのまま突き進んでいくのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。 81: ◯街路課長  共同溝の整備につきましては、委員御指摘のとおり仙台地区共同溝整備基本計画策定委員会、こういったものがございまして、この中で将来の人口動向、それから市街地の開発状況などを見据えまして整備計画を立てておるわけでございます。それで、その事業実施に先立ちまして、私どもは再度参入企業者に意見の照会をいたします。それで、その整備計画内容に変更がないかどうかを確認いたしまして、慎重に事業を進めておりまして、今後ともそういう姿勢で進めてまいりたいと思っております。 82: ◯福島一恵委員  さらにちょっと確認したいんですが、この共同溝は泉中央まで行かないと本来の役をなさないのかどうか、伺いたいと思います。 83: ◯街路課長  今申し上げました整備計画の中でNTTと電力の2社につきましては、将来の整備計画の中では泉中央までとなっております。 84: ◯福島一恵委員  聞き方が悪かったのかもしれませんが、例えば泉中央までの計画であるけれども途中で仙台市も電力もNTTも、都合があって延伸するのをやめたと。そういう場合に、今まで掘り返してきた部分は用をなさなくなるのか、それともそこの部分まで掘ったものもそれは意味があるものなのかどうか、伺いたいと思います。 85: ◯建設局長  基本的には先ほど課長から申し上げましたけれども、一定の都市規模の中での供給という問題がございますので、それに合わせての幹線網の整備ということがあるわけでございます。そのために、今回の共同溝を設置するという考え方を整理しましたし、この整備につきましてはおのおの途中からのブランチ、枝管ですね、そういうことも加味しながら幹線計画を埋設してますので、途中までどうこうということはありませんけれども、途中からの枝線として使う場合も可能な構造になっておりますので、将来に向けては防災機能の完備した道路と申しましょうか、そういう考え方で一定の効果を上げるために私どもとしてはやっているものでございますので、今後とも泉中央までは整備してまいる考えでございます。 86: ◯福島一恵委員  平成4年度の計画策定調査報告に基づいて、今も泉中央まで延伸すると局長が断言なさったので、もう何を聞いてもむだなのかなと思いますけれども、もう一つあえて聞きたいのは、要するに電力の場合ですけれども高圧電線、鉄塔が建っていて郊外地を走っていますけれども、まちの中はそういうふうにいかないと。それで、今の仙台市の中心部の都市の集積度であれば今のままでもいいけれども、将来もっと集積度が高まって電力が不足するかもしれないので、その際に高圧電線を引っ張ってくるわけにもいかないから、今のうちに地下を掘って共同溝をつくって泉の方からまちの中に電力の幹線を、高圧電線を引きましょうという──電力が将来まちの中に電力を供給していくために計画として求めている、それに呼応する形で国と仙台市が補助金を出して工事をしているのだというふうに私は受けとめているんですけれども、その点について間違いないでしょうか。 87: ◯建設局長  おっしゃるとおりでございまして、この道路の本体の一部ということに御理解いただければ大変わかりやすいかなと思っております。 88: ◯福島一恵委員  私がそこではっきりしたかったのは、結局NTTや東北電力が将来恐らく必要になるだろうということで引く幹線に、国と自治体が補助金を出しているという性格のものだということです。つまり、将来計画でありますから需要・供給というのはその都度その都度見直されていきますし、当時はそういうことでますます需要が伸びて足りなくなっていくんだろうという予測もあったかと思いますけれども、本当に将来に向けて今後も電力消費量が伸びていく、あるいはそういうことが本当にまちづくりでいいのかどうか。  それで、そういう事業を今本当にこの時期に行っていかなくてはいけないのかということについては、基本計画ができて4年たっておりますので見直して、泉中央まで何が何でも行くということ、つまり平成4年の時点での調査で決めてしまって、あとはもう平成12年まで何があっても変えないよという態度は自治体としては正しくないんではないのかなと私は思うんですけれども、その点についていかがでしょうか。 89: ◯建設局長  これについては、先ほども申し上げましたけれども、防災上の観点で、やっぱり大幹線の確保というのは大事なことでございますし、そういう意味合いでこのルートを決めたわけでございます。また、先ほど課長からも申し上げましたけれども、再度参入の可能性についての確認をやって初めてこの事業が成り立っているわけでございますので、そういう意味合いでいずれにしてもむだな形でなく将来のまちづくりの基本でございますので、そういう面での供給の施設と御理解賜りたいと存じます。 90: ◯委員長  ほかにございませんか。
                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 91: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第103号議案工事請負契約の締結に関する件について、質疑を願います。 92: ◯大槻正俊委員  動物園に一番近い議員として、いろいろ質問させていただきたいと思います。今回のアフリカ園でございますが、まず、なぜ改築することになったのか、改築することによってどのようなアフリカ園の再生を目指しておられるのか、これからお示しください。 93: ◯緑政部長  アフリカ生態園は、開園以来20数年を経過して老朽化が進んでおります。そして、動物舎構造診断調査の結果に基づきまして、年次計画を策定の上改修計画を進めているところでございます。  現在のアフリカ生態園は、動物を建物の屋上から見おろすものでございましたが、これを動物と同じ高さで見られるようにいたしまして、見る場所により動物の生態が異なって見られるようになると思います。観覧者には、自然に近い状況の中で御観覧いただけるよう配慮しているところでございます。 94: ◯大槻正俊委員  この中でアフリカ象舎の建築工事がおくれたわけですが、この原因はどういうことなんでしょうか。そして、いつごろ改築が終了するんでしょうか。 95: ◯緑政部長  アフリカ象舎の建築は、平成8年3月から工事を進めているところでございますが、8年度工事分の中で今回建築するアフリカ平原放飼場との取り合いの調整が必要になったことから、その工事分を平成9年度に繰り越しして行うので、全体工事といたしましては当初計画どおり平成10年2月に完成の見込みでございます。 96: ◯大槻正俊委員  ここからが特にお聞きしたいことなんですが、八木山の動物園は、年間約50万人、年によっては違いますが、全国でもかなり入場者が多い、皆さんから期待されている動物園なわけであります。それで、竣工予定まで要するに1年半かかるということになるわけですが、その間アフリカ園の動物の観覧はどのように行っていくのでしょうか。 97: ◯緑政部長  改築工事は観覧通路を含めた全面改修となりますので、観客の安全確保や工事中に動物に与えるストレス、さらに飼育従事者の安全確保などの観点から、工事期間中のアフリカ生態園の観覧は原則的に中止させていただきたいと思っております。しかし、工事の進捗状況によりまして、観客の安全が確保できるなどの状況が成立した場合には、工事期間中でも可能な限り観覧を再開したいと考えているところでございます。 98: ◯大槻正俊委員  要するに、基本的には全部見れないというふうになるわけですね。動物園の中で言えば、象とかカバとかサイとかオリックスとかキリンとかというのは、動物園でいえばスターといいますか、そういう動物たちですから、工事中だとわかっていても、わかっていなければなおさらなんですが、どうしても観覧したいということで大抵入ってこられるわけですから、それらについてどういうふうに対策をしていくんでしょうか。 99: ◯緑政部長  改築工事に伴う観覧の中止についてでございますが、入場者等への対応といたしましては、工事に必要な観覧上の安全及び工事中の動物へのストレスなどにより観覧できない旨を市政だより等に掲載しながら、各報道機関や、また情報提供ができるように動物園入り口への看板の設置、そのほか窓口において御説明することにより、御理解が得られるよう努めてまいりたいと考えているところでございます。 100: ◯大槻正俊委員  私は、周辺及び動物園内の対策だけではなく、要するに入ってきてからわかる、仙台市民だけがわかるというのではなくて──八木山の動物園には東北各地からもかなり来ているわけです。ですから、かなりの周知徹底の対策というのが必要ではないかと思うんです。これは相当やらないと、来てからがっかりする、何だということになりかねないと思うんですが、その辺についてはどういうふうに対策されるんでしょうか。 101: ◯緑政部長  ただいま申し上げましたとおり、その他の方法に関しても研究を重ねてまいりたいと考えておるところでございます。 102: ◯大槻正俊委員  具体的に始まるわけですから、例えば来年度の修学旅行に来る学校がたくさんあると思うんです。ですから、事前に修学旅行に来るような学校にはその旨通知するとか、さまざまな対策を立てていかなければならないのではないかと私は思うんです。ですから、そんなことなども含めて、その検討の中には十分に組み入れて徹底をしていただきたいと思います。  なぜこういうことを申し上げているかというと、私は、工事によって入場者が大きく減ることなく、将来も市民から愛される、期待される動物園として、そういった存在でずっとあり続けてほしいと思うわけです。ですから、入園者が今回のことによって減少することになるのかどうか、その辺の見通しはどういうふうにお考えになっているんでしょうか。減少するというんであれば、さらに1年半後にその回復対策というのもしていかなくてはならないわけですが、その辺についても十分検討されているんでしょうか、その辺についてお示しください。 103: ◯緑政部長  工事期間中において一定程度の減少はやむを得ないと考えているところでございます。しかし、動物公園は工事期間中も開園するものでございますので、工事区域以外の動物観覧は可能であるとあわせてお知らせすることにより、入場者の減少を最小限にとどめていきたいと考えているところでございます。  また、その回復対策といたしましては、リニューアルオープン時にはイメージが一新することになりますので、各団体に対してお知らせし来園を促すとともに、記念イベント等を開催したいと考えているところでございます。そのことにより広く市民に関心を持っていただき、入園者の増加を図ってまいりたいと考えているところでございます。 104: ◯大槻正俊委員  いろいろ対策は考えられているということはわかりましたが、なお私たち、つまり大人が考える以上に子供たちは動物園に夢を持ったりしているわけですから、子供たちがあそこに行ってがっかりしたと、一時的にしろ、そのことによって動物園離れが起きるというようなことのないように、さらにいろんな考えられる広範な対策を立てていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。 105: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 106: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第106号議案から第112号議案工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件までについて、質疑を願います。 107: ◯小山勇朗委員  この設計変更についてでありますけれども、金額的には7億ちょっとでありますけれども、設計変更せざるを得なくなった最大の理由というものを、まずお聞かせいただきたいと思います。 108: ◯都市再開発課長  工事発注後でございますけれども、運営主体や入居権利者の確定、あるいは8階の起業育成室等の決定等がございまして、それによりまして人の動線並びにテナントレイアウト、そういった決定がございまして、それによって平面プランが明確になりました。そして、さらに管理運営の点等の考慮もしながら内装工事、設備工事等の設計変更するものでございますが、この建物は大きく言いますと業務施設と商業施設、それから公共施設という三つの建物を縦型に重層的に重ね合わせたような複合ビルでございます。それに伴いまして、関連的な変更事項が生じたために今回変更をするものでございます。 109: ◯小山勇朗委員  この設計変更の中身をいろいろ見ていきますと、当初から本来的に考えて設計すべき点なり、あるいは細切れでテナントビル化になったために設計変更せざるを得ないというような部分が入りまじっているというふうに思いますけれども、部分的にお伺いしますが、まず106号議案の中で、議案説明ではガラス屋根等の強度を高めるものも入っているわけでありますけれども、これについては当初何ミリのガラスで設計されていて、今回どの程度のものに変更するために設計変更になったのか、まずお答えをいただきたいと思います。 110: ◯都市再開発課長  今回のガラスの変更でございますけれども、まず基本的にガラスの厚みの御説明をする前に、なぜそのような強度を高めるようなことを必要としたかというところをお話しさせていただきたいと思います。  一つは超高層ビルで、予見のできない落下物というものが想定されるだろうというのが一つございました。これは超高層のゆえに、実は今日本で一番高い横浜のランドマークタワーが平成7年の10月ごろに、実は積雪落下のためにトップライトが壊れてしまったということがございました。私どものアエルは、公共施設等もございますから、落下をしたときにガラスが飛散して人に被害を生じないようにするために、まずガラスにフィルムを張るという措置をとったわけでございます。これは原設計にはございませんでした。そこで原設計はどのようになっていたかと申し上げますと、熱反射吸収ガラスを使っておりました。そしてその下に網入りガラスというものを使っておりました。すなわち2層のガラスだったわけでございます。その厚みは8ミリのものでございました。下の部分の網入りは8ミリでございました。今回変更では網入りガラスはそのままでございますけれども、この上の部分の熱反射吸収ガラスを熱反射ガラスに変更いたしました。それで、その上にフィルムを張ったと。すなわち熱反射吸収ガラスでございますと、熱を吸収してフィルムとガラスの間にすき間が出てフィルムの効果がないということになりますから、言ってみればその上のガラスを厚み8ミリから10ミリにふやしましてフィルムを張ったと、このようなことでございます。あくまでも安全、飛散防止という目的でございます。 111: ◯小山勇朗委員  今回初めて横浜のランドマークタワーが、落下物、積雪の関係なんかも含めてというお話がありましたけれども、そういったいろんな状況を考えて設計をされたビルだというふうに私は思ってます。そういった意味では、最初からそういうものを想定しながら設計すべきが本来であったというふうに思いますし、そしてまた8ミリから10ミリに変更すれば、その枠なども含めて、それは取りかえざるを得ないというふうになると思いますけれども、その辺がうんと不思議なんですよ。いろいろ問題になってきているこのアエルそのものが、毎回いろんな形で問題化するのも、私はいても立ってもいられないような気持ちもするんですが、とにかくこの当初の設計からすべきだったものをこの時点で設計変更しなくてはならないという、その辺がなかなか理解できないんで、理解できるようにもう一回説明していただきたいと思います。 112: ◯都市再開発課長  ただいま、ちょっと私の説明不足でございました点を再度御説明させていただきますと、先ほど上のガラスは8ミリから10ミリでございます。それから下のガラスは8ミリから6ミリで、トータルでは厚みは同じでございますので、枠の変更はいたしておりません。当初手前どもの設計といたしましても、網入りガラスで十分耐えられるだろうという想定のもとで設計をしてまいりました。しかし、いろいろ超高層のこわさというものもございますから、より市民に安全な形のものにしたいということで、飛散防止フィルムを張ったわけでございまして、その辺は何とぞ御理解いただきたいと思います。 113: ◯小山勇朗委員  トータルで枠は変更なしということでわかりました。ただ、市民の安全あるいは利用者の安全を考えたから今回フィルムを張ったんだということ自体が、最初からそれを考えてなかったということになるわけでしょう、はっきり言えば。それで間に合うと。網入りガラスが下で押さえるから、上が割れればそこで押さえ切れるというふうな安易な考えがあったから、結果的に再度設計変更せざるを得ないということになったということではないんですか。やっぱりそれはきちんと自己反省しなければならないし、逆に言えばそのことによってやっぱり幾らかでも安く上げるべきものが結果的に、例えば700億なら700億、その中でおさまればいいんだというような感覚自体が間違っている、はっきり言えば。当初からそんなのは一級建築士などが設計してやる以上は、いろいろな点を研究して、あるいはそのほかの超高層ビルなども研究して、そして本来ならば設計されているはずなんですよね。あえてそこを再度設計変更までしてガラスを交換するということは、だれに言ったってそれは無計画だと、本職の設計士などに話をすれば、まったくそれは無計画ですと、最初からそんなことは考えられるべきだという話も聞いているものですから、まずそれについてやっぱり私としてはなかなか理解できないところなんです。  それから、107号議案の一部の荷物用エレベーターの積載荷重と扉を大きくすると。アエルのビルをこの常任委員会で視察に行ってきて、いろいろどの程度まででき上がったか見てきたわけですね。そして、エレベーターボックスもみんなで見て、これから荷物の荷重を再計算して、そしてそれを大きくすると、扉まで大きくして対応しないと物が運べないと。このこと自体だって、最初からそんなことは考えてなくてはならないでしょう、これははっきり言って。これからコンクリートを壊して大きくしなくてはならないわけだから、それは何階から何階までそういった可動するようなエレベーターをとめるのかどうかわかりませんけれども、それは何階から何階まで動かすために、そしてまた28階まで行くのかどうかわかりませんけれども、ボックスも壊してやることになるのかどうかですね、それをお答えいただきたい。 114: ◯都市再開発課長  このエレベーターは、実は情報・産業プラザの専用エレベーターの荷物を上げるためのエレベーターでございまして、1階から5階までの専用エレベーターでございます。設計では当初4トンの積載荷重のエレベーターを設計しておりました。それから、扉の大きさも高さが2.5メーターの高さのものを計画しておりました。情報・産業プラザの方といろいろとその利用計画を詰めていく段階で、特にこれはホールを使いますので、そのホール用にいろいろと荷物を運ぶ仕掛けを考えますと、4トンでなくて1トンプラスの5トンにしていただきたいということ。それから、舞台装置等があったために、2.5メーターの高さを3メーターにしてほしいという内容で変更したものでございますが、この壁は乾式工法で、厚さ6センチのコンクリートの形成板でございまして、解体とかといったものは生じておりません。あくまでも利用形態が明確になったことによっての変更でございます。 115: ◯小山勇朗委員  これだって、例えば譲渡床そのものを買うところがなくて、情報・産業プラザを大変な金をつぎ込んで入れて、そして入ったはいいが今度はエレベーターが4トンで足りないから5トンにしろ、高さは2.5から3メートルにしてくれと。要するに今度さらに別なところが決まって、もっと高い扉にしてくれというときはまた設計変更していくの。本当は入居する側がその高さのエレベーターでは私らは使えませんということで、入居を断るはずです、本来的には。4トンのものしか運べないんであれば、私らはそこに入るにしたって、常時機械搬入だのいろいろ考えれば、4トンのエレベーターでは無理だと入居側が判断すれば、本当はアエルには入らない、普通は民間のテナントビルで幾ら募集したって。だけれども今回この情報・産業プラザが40億程度の金で入るようになったわけですけれども、そのことによってまた設計変更して4600万もこれだけに4600万かかるわけではないんですが、そのような設計変更をしてまでやらざるを得ない。テナントが情報・産業プラザとして入ったから結果的に設計変更せざるを得なかったわけでしょう。その辺は、やっぱり仙台市として無理があったというふうにしか考えられないですね、そこは。普通は民間のテナントビルだったら、そこで用をなさなければもう別なビルを探すんだから。それをやっぱり入ってからエレベーターを直せ、扉を高くしろ、4トンから5トン積めるようなエレベーターにしろということで、情報・産業プラザのための設計変更でしょう、その辺についてどうですか。 116: ◯都市再開発課長  このエレベーターは荷物専用ということでございまして、特に将来ホールを使う上は情報・産業プラザの関連でやっていくわけでございますが、より多くの市民活動あるいはいろんなイベント等あるいは起業支援の関連のさまざまな用途に多様的にさらに使用しやすい環境づくりといったような面もございまして、要するに4トンから5トンの積載荷重のアップ、並びに舞台装置その他をやったときに、どうしてもエレベーターの規制がございますと、より限定される利用状況になるだろうと。より使いやすいホールのあり方といったようなところからの観点で、こういう変更にしてきたものでございますので、これも何とか御理解いただきたいと思うわけでございます。 117: ◯小山勇朗委員  いや、なかなか理解できないのは、前にも車の展示などもホールでやりますと、そういうことを話していたでしょう。車の高さというのは大体2.5。そのぐらいまでは見なくてはいけないんだよ、本来的に。あと重量としては大きい小さいありますけれども。今のようなパジェロとかのRV車が入ってくれば、もっと車高が高くなるわけです。そういう例えば車の展示まで考えていたものが、そうなればやっぱり4トンでなく5トンくらい、高さも新車を傷つけたら困るから、すれすれでは困ると。では0.5メーターぐらい上げようというふうな話につながっていくと思うんですよ。前言っていた話からすれば、車の展示などもやりますということからすれば。そういうもので考えて、当初からやっていたとすれば、当初からそれは設計の流れで組み入れるべきなんですよ、はっきり言って。だから、これらの設計変更というのは本当になかなか理解できないものばかりなんですね。  あと情報・産業プラザのエスカレーターの位置変更、これは変更できる場所があるのかないのか。本来的に今の時点でエスカレーターの下、要するに床になる部分について、もう機械が本来的には設置されていなくてはならない。そういうものが今現在どうなっているのか。そしてエスカレーターを情報・産業プラザだけ場所を移動させたことによって、上から下までのエスカレーターの接続というのはどういうふうになっているんですか。 118: ◯都市再開発課長  基本的にこのエスカレーターの位置の変更でございますけれども、場所的には同じ場所でございます。これは情報・産業プラザの平面プランそのものが固まってまいりまして、利用者の動線をより連続的にできるようにということで、エレベーターの方向を逆方向に変えて、それでさらにエスカレーターそのものがベルトが走ってございますけれども、その隣の方に安全策として落下防止スクリーンというものを設置したわけでございます。  それから、先ほど小山委員のパジェロのお話がございましたけれども、パジェロ等につきましては、当初から4トンの設計の枠内でおさまるようにしてございます。 119: ◯小山勇朗委員  パジェロは例えばの話をしているのであって、そこのところをそうやって言ってくるのであれば、どういう車まで積載するのか、はっきりそこを言ってください。あと、そのエスカレーターの位置、ちょっと黒板にかいて、右から左へ動かすような形になるのか、その辺ちょっと黒板で説明して。 120: ◯都市再開発課長  今絵の方はかかせますので、その間。どういうことかというと、2トントラックのアルミバンを入れたいという意向でその荷重アップを図ったということでございます。 121: ◯委員長  今、かく材料をとりに行ったようですので、ちょっとお待ち願います。 122: ◯小山勇朗委員  では、108号議案で、要するにエントランスロビーの床、壁の材料を変更すると。これは、まさに典型的なもので、玄関の床とか壁というのは、最初から設計に入っていて、どういう材料を使ってどういうふうにするというのははっきり決まっている。それは平米単価幾らというものがはじき出されているわけでしょう、本来的には。それを何でここでこのエントランスロビーの床と壁を何としても設計変更しなければならなくなったのか。何から何に変更していくのか、その辺理解できるようにお答えいただきたい。 123: ◯都市再開発課長  そのエントランスホールの形状と材質等の変更及び扉の位置の変更というのがございます。これは言ってみればエントランスホールの入り口部分の形状が斜めになっていた部分がございました。これはどうしても駅の方からペデストリアンデッキでつながって、第一ビルのわきを通りましてアエルに参ります。アエルに来たときに2階のところが斜め入りになっておったわけでございますが、それを形としては角とりの部分を四角くしたというような形状の変更、さらに材質的にはアルミからステンレスの材質に変えたり、それから一部それに関連しまして扉の高さが非常に高かった部分を下げたり──増減の部分はございますけれども、そういう変更でございます。  さらに、このエントランスロビーに関連いたしまして、アトリウムという吹き抜け空間がございます。この吹き抜け空間の壁パネルの素材、これは吸音性がある程度あったものなんですが、吸音性をさらに反響等を抑えるということで、アルミのスパンドリルのスチールのものからアルミのパネルに変更したものでございます。  さらに、床等につきましては、要するに維持管理しやすいように材質を変更し、また滑りやすさを改良してお年寄りというと失礼でございますけれども、人に優しい環境の仕上げ材に変更していったというようなものもございます。  また、エスカレーター周囲のガラススクリーン、防犯シャッター等の壁の部分の変更等も一緒にあわせてこの額になっているわけでございます。 124: ◯委員長  それでは、続けて説明お願いします。 125: ◯都市再開発課長  大変お待たせいたしました。当初のエスカレーターの位置は、二つこうくっついてございまして、こちらの方は部屋がございまして、例えば中小企業指導センター等の入る部屋がございます。そちらから来ると、この部分が通路というか廊下になっておりまして、これは6階からですからおりるエスカレーターにこうなっておりました。それで、これがこのままの設計でございましたけれども、実はこちらのほうにホールがございまして、このホールが実は人が約800人くらい入るキャパシティーを持っておりますので、人が例えばホールから来たときに、一たんこちらにぐるりと回って入るというような動線になってしまうというのがございました。入館するときよりも閉館して出るときの方が一気に人の流れというのはどっと来たときの処理の計算からしますと、大変これですと非効率な形になりまして、人がたまってしまうということがございました。そのために、このホールから即こちらの方でおりられるような、そういう計画で、お客様の利便性というか、使用しやすさという意味合いで、位置の上り下りの変更をがらりと変えたというのが、大きな趣旨でございます。 126: ◯小山勇朗委員  図解してもらって大体わかったんですが、ただ私が考えるには、設計者の考えは、ホールがあって、歩いて行ってエスカレーターに乗るまでの間に人がばらつくと。ホールから出てすぐ下りのエレベーターに乗せるような形にすれば、将棋倒しの原因にもなり得る、こういう変更であれば。直接出口に集中してしまうと、それは即乗って下がるような状況になれば、そういう事故を誘発する原因になるということでしょう。なぜその設計者がわざわざこっちへ回ってこっちからおりるような形にしたかといえば、そういうものが想定されるからこういう形になっているわけでしょう。当初のエスカレーターの位置づけになっていると思うんですよ。設計者から言えば、私の考えもそう思うけれども。だからあえてそれを危険な、そういう事故が起きるような状況に変更すること、今私が言ったことについて、いやそうではないと、これが一番安全なんだというふうに考えているというようにしか答えは出せないだろうけれど、もしこういう事故が起きた場合、その辺の対応というのはどうなっているのか。 127: ◯都市再開発課長  この図面、ちょっと略図で大変申しわけございませんけれども、実はここに扉がございます。これが自動であけ閉めできるようになっております。委員がおっしゃるのは、例えば将棋倒しというのはこちらとすればここから人が並んで押した場合将棋倒しになるのではないかということでございますが、このホールからここまでの距離というものも、エレベーターまでで約8メーターぐらいの距離がございます。それで、人の流れが、ホールが広いものですからこちらから出るのとこちらから出るのがありますけれども、ここの中に人がこんな感じで流れてくるのかなということで、我々とすればこの方式の方がより安全性の点においてもこれと同じような論理であるというふうに設計管理している担当としては思っておりますので、よろしくお願いします。 128: ◯小山勇朗委員  いや、設計変更してからその方が安全だというんだったら、設計した段階でそれは変えさせるべきでしょう。当初の計画だとこういう形でかえって危険だと、分離した方が要するに絶対的に安全性を確保できるというふうに今言うのであれば、当初からそういう計画にしておかなくてはならないのではないのか。それを認めて工事をやってきてから、今ごろになってそれを、これが絶対安全なんだと、前の方が危険だということ自体が設計変更をあえてぎりぎりやってきているようにしか見えないでしょう、はっきり言って。当初から直さなければないのではないか。言っていることとやっていることが全く矛盾しているよ、それは。 129: ◯都市再開発課長  当初の設計をした段階では、その情報・産業プラザが入るという設計ではなかったという点がまず第1点ございます。今小山委員に対して、私は安全面でこちらの方がより安全だといったような言い方はしなかったように思うんですが、もししたとするならば訂正をさせていただきたいんですが、当初の流れとそう変わりはないんではないかという意識で私の話を訂正させていただきたいと思います。情報・産業プラザの登場が設計後でございましたから、そこの中でフロア全体のいろんな変更関連が出てまいりまして、そういう全体の中でエスカレーターの方向の位置の変更ということでございますので、ひとつ御理解いただきたいと思います。 130: ◯小山勇朗委員  結局、さっきのエレベーター、そして今度のエスカレーターも含めて、情報・産業プラザが入ったために皆こうやって設計変更せざるを得ない、そういうものをやっぱりきちんと都市整備局としてもとらえて、反省すべきところはしていかざるを得ないというふうに思います。  さっきのエントランスロビーの関係だって、最初から一定程度斜めにして設計したわけでしょう。斜めにしなければならなかった要因というのは何なのか。 131: ◯都市再開発課長  斜めというのは、駅の方から第一ビルを通ってペデストリアンデッキを延伸してきたときに、角とりにした方がより入りやすい環境になるだろうという当初の思惑がございました。ただ、その後いろいろと検討していく中で、要するに周辺の環境と合わせながら、より人の流れをよくする方法をどうするかという動線全体を考慮した中で、形状の変更に至った次第でございます。 132: ◯小山勇朗委員  先ほど人に優しい形にしたとかという話も出ていますけれども、福祉のまちづくりでいろいろ段差をなくしたり、あるいは歩道の整備などもいろいろ含めて、あるいはトイレの設置なども含めて、車いすで入れるような場所にしたり、それはそれでやってきている中で、アエルをつくるときに、最初からお年寄りに優しくない、障害者にも優しくないような斜めの設計でやったわけでしょう。それで今度は人に優しくするために平らにするんだと。だからその辺は全く矛盾しているわけでしょう。今まで仙台市が行政として福祉のまちづくりを推進してきている、そういうところで設計を見たとき、それは全く違う。最初から平面にして滑りやすくないような形で床材も滑らないようなものにするとか、後はロビーにあふれたりすれば音などを吸音できるような吸音板も含めて設計していくような形にしていくのが本来的なやり方だと思うんですよ。それだって結局最初の計画から間違っているで、後から設計変更しなければならないような形になって、そこで初めて人に優しい床づくりとか玄関口づくりとかいったって遅いわけでしょう。最初から全くそれは考えてなかったということになるわけで、設計変更して初めてそういうところに気づいたような話では、これは設計変更の意味がない、はっきり言って。それは当初、計画された建設費の中に含めていれば、何ら設計変更なしでこれは通り過ぎているものでありますから、そういった意味では、やはりその辺についてもなかなか私としても理解しにくい点であります。  あと112号議案、この消火設備について新機種を導入すると、それで合理化を図るんだというふうになっていますけれども、これは地下の駐車場の消火設備について新機種でいいんでしょう、その辺お答えいただきたい。 133: ◯都市再開発課長  これは駐車場も含めた電気室関係でございます。 134: ◯小山勇朗委員  要するに地下1・2・3の部分の変更というふうにとらえていいんですか。要するに、全体のスプリンクラーを含めた新機種を導入するのではなくて、地下1・2・3階のためにこれを変更したんですか。 135: ◯都市再開発課長  これにつきましては、消防局からの指導がまず第1点ございます。原設計時点では仙台市の消防局で当時の設計で認可されていたわけでございますが、その後消防の方から──二酸化炭素消火設備から窒素ガス消火といったものに平成8年の5月に消防の方からの指導によって、人身事故の危険の少ない方式ということで、指導によって変えたものでございます。 136: ◯小山勇朗委員  普通私らもうちを建てるとき、必ず消防で設計を見て、消防の許可がなければ建築もできないんだけれども、その時点では二酸化炭素でオーケーということで、それを窒素ガスに変更するようになったのは、消防法なりそういったものが改正されてそうなったんですか。新機種というふうになっているから、これはほかのビルでは今までに使われたことがない窒素ガスを噴出する、そういった消火設備というふうにとらえていいんですね。そして、ほかにある消火設備というのは二酸化炭素で消火するという設備が99.9%で、アエルが初めてそういった新機種を導入すると。そのことによって消防からそういう指摘を受けて変更せざるを得なくなったということでいいんですか。 137: ◯都市再開発課長  平成8年5月13日の消防指導によって、窒素ガスの消火設備をやったわけでございまして、その後アエルだけが窒素ガスになっているかどうかというのは調査しておりませんけれども、今の指導では当初設計の段階とは違って窒素ガスの消火ということで、恐らく他の大きな施設についても消防は指導しているのではないかというふうに思います。 138: ◯小山勇朗委員  私が思ったのは、設備資料に新機種と書いているでしょう。全く新しい機種が出てきたので、それに変更しなさいというふうになったというふうにとらえて、ほかでは全く使っていないと。なら初めて仙台市で手がけているアエルにそれを導入することになったと、そのために設計変更して1億3000万もかかるんだというふうな話だと思うんだけれども、消防法が変わってそういう指導を受けたということで、ほかで今まで二酸化炭素用の消火設備で死んだとか、そういうのはどういう状況だか、わかりますか。 139: ◯設備課長  炭酸ガスによる事例は聞いておりますけれども、具体的にどこかという記憶は定かでございません。 140: ◯委員長  暫時休憩いたします。              休憩  午後3時11分              再開  午後3時27分 141: ◯委員長  再開をいたします。  質疑を願います。 142: ◯福島一恵委員  質問の前に委員会を早く終わらせるために、私が質問をすることを口頭でやりとりすると、ほかの委員の皆さんがわからなくなるとあれなので、一応委員長にお願いをしたいのは、御当局から出していただいた資料なんですけれども、ほかの委員の皆さんにも御配付をお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 143: ◯委員長  資料を配付いたさせます。              〔資料配付〕 144: ◯委員長  質疑を願います。 145: ◯福島一恵委員  今、御当局の皆さんにも回ったと思いますけれども、一番上になっているのが、きのう再開発課からいただいたCROPS資金計画参考資料いうことで、きのう時点での資金計画、支出内訳の内容です。工事費の細目というか、内訳を初めてこういう形で出していただきました。まずこれは現時点で間違いない数字ですよね、確認したいと思います。 146: ◯都市再開発課長  実はきのうではなくて、きょう委員の方にお渡しした資料でございます。  それから、この事業費の支出につきましては、現時点のものでございます。今回のシミュレーションで押さえている数値でございます。 147: ◯福島一恵委員  それが一番上2枚です。確かにきょういただきました。それで次にありますのが、今年度2月18日の資金計画の収支表754億円の事業。新聞報道によりますと、昨年の秋ぐらいに事業費が750億ということだったんですが、ことしの当初予算を審議する議会中にいただいた資料では754億。それで去年の2月6日の時点では705億円、そして平成7年の2月14日では698億円ということで、ここ3カ年の収支計画というか、資金計画の表ですけれども、これも間違いはございませんよね、確認したいと思います。 148: ◯再開発課長  間違いございません。 149: ◯福島一恵委員  それできのう計算してきょういただいたもので、工事費が335億円になっています。ことしの2月18日の時点では326億円ですから、ここで9億円上がっています。ここに〓体、外装、内装、昇降機いろいろ給排水ということで、上がっている数字は今回の条例案に出ている増減額が盛り込まれている数字です。ここまでで約7億の増額ですから、それ以外のところで約2億ぐらい上がっているということになりますけれども、さらに総事業費がことしの春いただいたものよりは2億円下がっています。それはどこなのかなと見ますと、用地費及び補償費が316億円から306億円と10億円下がっているということと、ただ調査設計費が2億円上がっているということもあって、いろいろあれなんですけれども、結局借入金利子61億が56億に下がっているというところと、用地費及び補償費というところが下がっているから、相対的にいって下がったのかなというふうに見ますけれども、ここの借入金の利子が下がったのはどういうことでなのか、ちょっとお示し願いたいと思います。 150: ◯都市再開発課長  利息が減ったのは、繰り上げ償還によるものが一つと、それから平成9年に公共床の一部が、言ってみれば8階の部分の収入が繰り入れ償還いたしたもので、その点で利子の方が落ちております。 151: ◯福島一恵委員  それでは、用地費及び補償費が下がったのはどういうことなのか、お示しください。 152: ◯都市再開発課長  まず、平成9年2月の段階の用地費316億円には、撤回を一部見込んでおりました。実は今回の試算に基づきまして、当初平成8年10月に公表しております。現在まで、平成8年度の決算もほぼ固まり、さらに9年度の予算要求を経て、現在予算を執行しているわけでございまして、数字的にも大分固まってきている部分もございます。また、多少今後も動く可能性もございますので、事前事前で変更が生じた必要な時点では今議会を通して御説明してまいりたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いします。 153: ◯福島一恵委員  ちょっと答えが不明確なんですけれども、その用地費及び補償費がことしの2月で316億円が306億円に減額になっているのはなぜか。そして撤回を見込んでいたから、そういうシミュレーションというか、見通しになったということなんですけれども、撤回はなくなったんですか。 154: ◯都市再開発課長  撤回は本議会でも何度か御説明しておりますけれども、再開発法上は、要するに事業完了まで権利者の撤回をとめるすべがございませんので、その辺はまだ流動的な部分もございます。ただ権利者の方々の意向もビルが来年3月オープンということもございまして、大分固定化してきているということでございますので、まだよく読めない部分もございますけれども、そういう変化があった時点では御報告をしていきたいというふうに思っております。 155: ◯福島一恵委員  要するに、ことしの2月6日の時点ではまだ撤回を見込んで、316億という予算というか見通しを立てていたのが、きょういただいたものでは10億減っているのは、要するに10億ぐらいは削っても大丈夫だと。あと9年度以降で5億見ている、その程度の撤回で済むということなんですか。 156: ◯都市再開発課長  減の見込みとしてはそうでございます。 157: ◯福島一恵委員  本当にそうですかとは、何ともこれからわかりませんということですけれども、ここで全体がそういうことであれば、大変喜ばしいことなんですけれども、ただそう単純に喜んではいられないということは、結局逆に言いますと、ことしの2月18日の時点でもこの用地補償費の316億というのは撤回申し込みがあれば受けなくてはいけないから、今後の見通しとして39億ぐらい充てておいたと。8年度以降は39億を見ていたということで、それが、ここまで来たらなくなるだろうということで、5億減っているということであればいいんですけれども、ただここで10億減額しているにもかかわらず、総事業費としては2億しか減っていない、逆にもっと余分なところで予算をとっていた用地補償費が316億ではなくて、仮に2月の時点で306億ということで10億小さくしていれば、754億まで事業費を膨らませなくても744億という数字が出てきたかもしれない。過程の話をしてもしようがないといえば、しようがないんですけれども、ただそういう中で数字的に見ると今回2月と9月では2億減ったからよかったんではないかというふうに思われるかもしれませんけれども、やはり逆に私は工事費が9億円上がったということ、先ほど小山委員から7億に関してはなぜなんだという細かい点まで御指摘ありまして、そういった点を最初から見込んでいたのではないかとか、見込めなかったこと自体問題だという御意見がありましたけれども、私もそう思います。工事費は実際9億膨らんでいるわけで、そうなると毎年予算を立てるときにはこういうふうに資金計画を出してと、出していただいてましたけれども、非常に確定されたものではなくて、今後の事業費の変動による変更がありますということで、ずっと出てきてしかも1億円未満は切り捨てた形で中身もなかなかわからないと。これらはやはり審議に耐えられないなと思いつつも、難しいですということで今まではこういう形だったんですけれども、やはりここにきて工事費7億の増額ということで、それではそれが全体の資金計画とどういう関係があるのかというのは明らかにしながらでなければ、こういう条例案というか、工事請負契約を出すこと自体、非常に市民に対しても、議会に対しても不親切ではないのかと私は思います。  これは支出内訳ということですけれども、あわせて収入項目もどういう形で752億円トータルとして見ているのか、お示しいただきたいと思います。前の資料にありますように、道路特会補助、再開発補助、公管金等、保留床処分金等の順に数字をお示しください。 158: ◯都市再開発課長  上から申し上げますと、収入の部の道路特会補助93億4000万、それから再開発補助121億5000万、公管金等でございますが、79億、保留床処分金等458億、多少丸めておりますから、足すと752億になると思いますが、多少の端数のところは御勘弁いただきたいと思います。 159: ◯福島一恵委員  こういう事業になると1億円以下が端数になるのはすごいなというふうに思うんですけれども、いいです。752億になると。ここでいろいろ補助金がどうしてこうなのかというのはいろいろ聞けばお答えいただけるんでしょうけれども、結果として保留床の処分金等がことしの2月18日の時点では452億とにかく保留床を売って上げなくてはならなかったのが、今の時点ではさらに6億ふえて458億にならないとこの事業は成り立たないというか、終われないというか、事業としてだめだということなんですよ。それはそうでしょうか、確認したいと思います。 160: ◯都市再開発課長  実はこの後御説明いたします事業シミュレーションを公表するに当たりまして、一つのこれまでの押さえの数値としてより精度を上げてきたものでございまして、今お話しした数値が現時点で押さえている数字というふうに御理解いただきたいと思います。 161: ◯福島一恵委員  その他の御報告のところでシミュレーションについてありますので、そこでも質問しなくてはならないので、余りそっちには立ち入りたくないのですが、今の御答弁ですと、そのシミュレーションは458億に合わせてシミュレーションしたんだということでいいんでしょうか、この点についてだけ。 162: ◯都市再開発課長  そうでございます。 163: ◯福島一恵委員  ここ3カ年の間だけでも保留床の処分金が一たんは8年度で403億円ということで下がってよかったねということなんですけれども、それがやはり撤回者がいたことで452億円になったと。それで精度を高めたら、なんと6億円分もふえてしまったということですよね。その6億がふえたということに伴って、シミュレーションを出されたということなんですが、昨年の9月に明らかにしていただいた収支予測よりも賃貸料を安くしたり、いろいろしているのに、それで本当にこのシミュレーションはどうなのだろうかと、シミュレーションに立ち入りたくなるんですけれども、それは後にいたします。  ただ問題なのは、このように事業の途中なので確定した数字ではないよと。変動によります変更がありますと絶えずそう言われて、そういうものなのかなと思いますけれども、本当にこれだけいろいろ中身も含めて、事業費が変わっていく事業、しかもそれについて明らかにすべき議会でも、私としては十分な資料提示がなかなか出てこないと。これではやはり本当に市民の皆さんの理解とか合意が得られる事業であるのかどうか、再三言っていますけれども、やはりこれでは市民から何だと、そういうことをするんであれば、もっとほかに有能な幹部職員の皆さんがやる仕事があるのではないかというような声もよく聞きます。お金の問題だけではありません。でも今一番大事なのは、限りあるお金をどのように使うかということで、一番市民の関心が高まっているときにこういうことでは説明がつかないのではないかと思いますけれども、局長いかがお考えでしょうか。 164: ◯都市整備局長  この事業は一般の公共事業と違いまして、公共事業でしたら一定の設計を固め、それから発注し、完成を待つと。その間契約をしていますから、めったに設計変更あるいは増額変更というのは出てまいりませんけれども、この事業は御承知のように本来的にはつくったビルを第三者に売りまして、処分したお金で相償うという性格の事業です。それで買い手がテナントを見つけてきまして、それからそのテナントの要望等に入れまして、工事が専門的になりますが、甲工事、乙工事、丙工事というものがございまして、甲工事はいわゆるビルのオーナーが基本的に行う部分、ク体とか、事務所分類でいいますと、標準仕上げまでということです。丙工事というのはテナントさんが入居に際しまして内装をしたり、オーナーがつくったものをつくりかえて壁紙の色を変えたりというテナント工事。乙はビルを運営する運営主体が貸しやすいようにつくるというような、そういう甲、乙、丙という工事に分類されていきます。したがいまして、当初ですと、甲工事、乙工事の一部オーナー負担のところまで仕上げて処分すれば事足りるわけでございますが、残念ながら保留床を全部処分できないということで仙台市が一部運営者の部分まで踏み込んで、いろいろと工事を発注しているというところで、大分ややこしくなっているのではないかというふうに思います。  いずれにいたしましても、この数字等の公表につきましては、できるだけ何といいますか、固まった形で出したいという我々事務レベルでの考えもございまして、まだその後大きく変化するような数字はなるべく出したくないというような心も働きまして、いろいろ苦心して丸めて出したりなどしておりますけれども、ここ残り半年になってきまして、そういう要素がだんだん少なくなってきている。いわゆる確定している数字がどんどん固まってきているというふうな状況になってきておりますから、これからはできるだけ、その時点で最大見込める数字というただし書きはずっと最後までつきますけれども、議会の方にもできるだけオープンにしていくという立場で臨みたいと思います。 165: ◯福島一恵委員  数字が変わるかもしれないので無用な騒ぎを起こしたくないというか、平たく言えばそういうように私には聞こえましたけれども、本当にそういう再開発、しかも二種の事業がどういう事業なのか、それから状況に応じてはこういうふうにもなりますということも含めて、議会にもそれから市民にもそういう制度、事業そもそもから御理解いただきながら、そういう変化も含んでいただくと。そういう中で本当にこの事業は仙台市にとって、市民にとって必要な事業だからぜひ御協力、御理解を賜りたいというのが本来の行政の立場ではないでしょうか。見通しが立たない数字を出して混乱させては悪いからみたいな御答弁に聞こえたんですけれども、それは違うんではないでしょうか、どうでしょうか。 166: ◯都市整備局長  福島委員のように善意の立場で受け取ってもらえる方だけではなくて、何だこの前とは全然数字が違うんではないかと、おまえたちうそをついたというような、平たく言えば、そういうそしりを受けたりするような危険性をいつもはらんでおりますので、つい慎重にならざるを得ないということでございます。これからはそういうことで変わっていく部分がかなり少なくなってきておりますので、できるだけ先ほど申し上げましたようにただし書きはつけますけれども、オープンにしていきたいと思います。
    167: ◯福島一恵委員  私は善意の人というふうに言われまして、悪い気はしませんけれども、市民の立場で常に見ていこうと。それは市長と同じなのかなと思いますけれども、全然立場が違っているのはなぜかなと思います。そういう点が市民から見ればガラス張りではないと、市はいつも決まってからしか教えないと。事業途中の情報公開をせよということに対して、仙台市はいまだ踏み切っていないことも含めて、やはりここは市民の要望としては情報公開すべきだというのは時の流れであるし、今のような局長の御答弁ではとても市民は納得できないのではないかなと、私も納得しておりません。そういうことで恐らく工事費はこれ以上は膨らまないと、それから撤回者はもう出ないだろうと、5億とっているけれども、出ないと。調査設計費もどうなのかなと。いろいろもう752億からはふやしたくないし、ふえないだろうしということで先ほどの局長の御答弁があったんだと思いますけれども、でもそれが本当にそのとおりにいくのかどうか予断を許しませんし、そういう本当に見通しの立たない事業に組合施行であって、それに指導したり、補助金を出したりというのと違って市が本当に責任を持つ二種事業という形でやってきたこと自体、本当によかったのかどうなのかという議論が私は今改めてされるべきではないのかなというふうに思うんですけれども、その点について何度も聞いていますが、再度伺いたいと思います。 168: ◯都市整備局長  この二種事業で取り組んだゆえんはもちろん前から申し上げておりますとおりでございますが、地形あるいは地権者の状況等からいいまして、元寺小路・福室線、それから旭ケ丘線等の公共施設の整備はその用地買収方式ではできないと。あるいはやったとしましても、地形が御承知のように昔の道路が斜めにすりついているというような旧X橋の状況でございますから、結局は全体をさわるということになりますから、そうしますと事業の困難性が増すというような判断から、それから地元の方々を買収して、よそに追い出すということには極力したくないということもありまして、一体的に面整備をするこの二種事業を採用したわけでございます。今後もちろんこの数字、先ほど課長からもお話がありましたし、私からも申し上げましたけれども、現時点でのシミュレーションするためのベースの数字でございますから、例えば不確定要素といたしましては、現在建築基準法上は33階建てでございますけれども、上部に壁を張り始めています。それによります電波の障害、これはあらかじめ専門家を頼みまして予測、計測をしておりますけれども、できあがった結果電波障害が予想外のところまで伸びるということも理論上あり得るわけでございます。そういう変動要素はまだまだ含んでおります。それから地権者の撤回につきましても、現時点ではこの程度ですけれども、先ほど課長も説明しましたように法律的には最後まで撤回する権利が権利者にございますので、これもある程度覚悟しておかなければならないということ等もございまして、これで確定されたものではないということは改めて申し上げておきたいというふうに思います。 169: ◯福島一恵委員  一つずつ聞きたいと思いますけれども、まず二種事業でやってきたということの選択が正しかったと、道路をつくるためには単独で用地買収方式ではできなかったとおっしゃいますけれども、そういう根拠がそうおっしゃるだけでは納得できないと思います。それから、住んでいる方々をそのままその地に住み続けて営業ができるようにということで、こういう形にしたんだと言いますけれども、結果的に見ますとほとんどの方が出て行かれたという形になっております。こういう時点であるいは都市計画道路については、買収方式でやって残りのところについては二種の組合施行の再開発事業でやっていくというようなやり方もあるいはあったのではないのかなと私は思うんですけれども、その点についていかがでしょうか。 170: ◯都市整備局長  もちろん理論的には都計道は街路事業で整備する。それから残りの土地を住民の方々が合意をし合って再開発組合をつくって、ビルを建てるという組み合わせはあり得ますけれども、委員も十分御承知だと思いますけれども、当時のこの地区は本当に零細な方々が小さな店舗を借りたり、あるいは2階建ての古い木造で営業したりという状況のところですし、そういう方々が用地買収方式で買い取られる人と残る人が皆さん力を出し合って再開発組合をつくるということは地区の現状に照らしまして、現実的なのかどうかという判断はやはりその当時せざるを得なかったいうことでございます。また、結果的に住民の大半が出て行ったではないかということですが、例えば買収方式でしたら、これは有無を言わさずお金をもらってどっかに行くという選択しかございません。ただこの二種の事業ですと、ここに残るか出るかという選択するチャンスが二つあるわけでございます、選択肢が。そういう意味で、私は住民の方々にそういう選択の機会を与えたという意味で、この再開発二種事業というのは効果的だったのではないかというふうに思います。 171: ◯福島一恵委員  私は、やはりそこのところをもう少し詰めて、具体的な数字も含めて検証していかなければならないというふうに思います。道路にかかった方は確かにそこをどかなくてはいけませんけれども、残った地域、それから花京院も今再開発事業が一種事業で行われております。そういったところで生まれた保留地あるいは保留床への移転を積極的にあっせんするなり、補助するなり、いろいろやり方は工夫できたのではないかと思います。そういうことと比べてこういうやり方がどうだったのかということについては、時間もないので引き続き御当局にも資料を出していただきながら検証していきたいと思います。  もう一つ、さっき最終的にはまだまだ総事業費は動きますよというお答えの中で電波障害の部分が一つ大きいと御答弁ありました。ことしの予算で電波障害対策費として補助事業で5億4360万、それから単独事業として12億3748万とっておりますけれども、これでは足りなくなるということもあり得るということなんでしょうか、念のため確認したいと思います。 172: ◯都市再開発課長  今年度の予算の枠内で電波障害につきましては、今のところ十分やれるというふうに判断しております。 173: ◯福島一恵委員  局長はそこのところがどうなるかわかりませんよというふうにさっきおっしゃったんですけれども、課長はそこのところは今年度は大丈夫だと、どちらが正しいんでしょうか。 174: ◯都市整備局長  誤解されて受け取られたようでございますけれども、16億か17億の電波障害費の予算をとっておりますけれども、それが例えばそこの中におさまらない場合もあり得ますし、それからそのはるかに下というのはないと思うんですけれども、少額で済むということもあります。そこがまだ動くという意味で申し上げたわけでございます。 175: ◯福島一恵委員  それはその他工事というところにかかる部分なんですね、これを最後にしてこの場での質問を終わりたいと思います。 176: ◯都市再開発課長  そのとおりでございます。 177: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 178: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第118号議案県道の路線の認定に係る意見に関する件について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 179: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第119号議案市道路線の認定及び廃止に関する件について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 180: ◯委員長  終了いたしました。  以上で、全議案に対する質疑を終了いたしました。              《付託議案の決定の審査について》 181: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。決定の審査は審査順序表により順次、討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 182: ◯委員長  御異義なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、要望事項等につきましては、付託議案の決定がすべて終了した後に一括して確認をいたしたいと思いますので、よろしくお願いします。その際委員長報告に織り込むものについては、その旨をはっきりと簡明に発言を願い、その旨の発言がなければ、この場限りの要望として取り扱うことになりますので、この点御了承願います。  まず、第92号議案平成9年度仙台市一般会計補正予算(第2号)第3条債務負担行為の補正中仙台城石垣修復事業について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 183: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。第92号中本委員会所管分は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 184: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第94号議案仙台市営住宅条例について、討論はありませんか。 185: ◯福島一恵委員  異議があります。 186: ◯委員長  採決いたします。第94号は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 187: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第98号議案仙台市地区計画及び再開発地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 188: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。第98号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 189: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第102号議案工事請負契約の締結に関する件について、討論はありませんか。 190: ◯福島一恵委員  異議があります。 191: ◯委員長  採決いたします。第102号は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 192: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第103号議案工事請負契約の締結に関する件について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 193: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。第103号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 194: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第106号議案工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件について、討論はありませんか。 195: ◯福島一恵委員  異議があります。 196: ◯委員長  採決いたします。第106号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 197: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第107号議案工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件について、討論はありませんか。 198: ◯福島一恵委員  異議があります。 199: ◯委員長  採決いたします。第107号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 200: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第108号議案工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件について、討論はありませんか。 201: ◯福島一恵委員  異議があります。 202: ◯委員長  採決いたします。第108号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 203: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第109号議案工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件について、討論はありませんか。 204: ◯福島一恵委員  異議があります。 205: ◯委員長  採決いたします。第109号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 206: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第110号議案工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件について、討論はありませんか。 207: ◯福島一恵委員  異議があります。 208: ◯委員長  採決いたします。第110号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 209: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第111号議案工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件について、討論はありませんか。 210: ◯福島一恵委員  異議がございます。 211: ◯委員長  採決いたします。第111号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 212: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第112号議案工事請負契約の締結に関する件の一部変更に関する件について、討論はありませんか。 213: ◯福島一恵委員  異議があります。 214: ◯委員長  採決いたします。第112号議案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 215: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第118号議案県道の路線の認定に係る意見に関する件について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 216: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。第118号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 217: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第119号議案市道路線の認定及び廃止に関する件について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 218: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。第119号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 219: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  以上で全議案に対する決定を終了いたしましたが、この際議案に対する要望事項等がございましたら、お願いいたします。 220: ◯小山勇朗委員  先ほど、106号から112号議案までいろいろ質問をさせていただきました。結果的にアエルの設計変更については、当初の設計ミスが大きいと判断するわけであります。今後事業を行う際は、十分な検討を行い設計変更などが惹起しないよう要望したいと思います。 221: ◯委員長  これは、委員長報告に織り込むという要望ですか。
    222: ◯小山勇朗委員  いいです。 223: ◯委員長  この場限りの御意見として、承っておきます。  ほかになければ、付託議案審査を終了いたしました。              《所管事務について》 224: ◯委員長  次は、所管事務についてであります。  まず、都市整備局から報告願います。 225: ◯都市整備局長  それでは、資料の1を使いまして、仙台駅北部第一南地区第二種市街地再開発事業賃貸事業シミュレーションについて、都市開発部長から説明させますので、よろしくお願いします。 226: ◯都市開発部長  それでは、仙台駅北部第一南地区第二種市街地再開発事業の賃貸事業シミュレーションにつきまして、資料1により御説明申し上げます。  1ページをお開きいただきたいと思います。まず、シミュレーションの公表でございますが、クロップス事業につきましては、すべての保留床を処分することが極めて困難であることから未処分となる、いわゆる売れ残る保留床につきましては、賃貸をあわせ行って借入金の返済に充てていくという基本方針の変更を行ってまいりました。それに伴いまして、昨年の10月に公募賃料をベースに一般会計からの借入も前提とした賃貸シミュレーションを行いまして、その結果を公表したところでございます。  また、ことし1月からはテナント募集について本格的に進めてきたところでございますが、そのテナントの確保につきましても現段階での内定率が80%を超えるなど、一定の目途が立ちましたことから、賃料条件等につきましても仙台駅周辺の新規オフィスビルの相場を踏まえての設定とするなど、諸条件を精査の上、より現実的なシミュレーションを作成いたしましたので、その詳細について御説明申し上げたいと思っております。  次に、賃貸事業シミュレーションの結果でございますが、2ページに詳細な内容が記されておりますけれども、まずその説明の前に前回に公表したシミュレーションとの比較といいますか、条件等の相違がございますので、その部分について御説明申し上げます。昨年10月の公表以降テナント募集の交渉状況を踏まえながら条件設定の変更を行っております。主要な変更点といたしましては、事務所の賃料条件でございまして、月坪1万8500円、敷金18カ月というものを、月坪1万6000円、敷金12カ月に変更いたしております。今回の設定条件の変更によりシミュレーションにおける借入金の償還終了予定年次につきましては、平成43年度との結果を得ておりまして、前回のシミュレーションにおける償還終了年次であります平成37年度に比較しまして、6年間の延伸という形になっております。  今後の対応ということでございますが、今回公表いたしますシミュレーションにつきましては、現段階において想定される最も妥当な条件設定による資産であるというふうに考えておりまして、今後はこの設定いたしました基本条件に基づきまして、なお一層の努力をしてまいりたいと考えております。なお、今後事業展開等によりましては、基本条件に変更を生ずるような場合もございますので、その場合には速やかに変更シミュレーションを行いまして公表する予定にしております。そういったことで、順次変化に応じて対応してまいりたいと考えております。  次に、2ページをお開きいただきたいと思います。それではシミュレーションの詳細について御説明申し上げます。まず2ページでございますけれども、このシートにつきましては、諸条件及び試算結果の概要をまとめたものでございます。まず諸条件の設定でございますが、事務所につきまして保留床処分見込みを20%と見ております。したがいまして、残るいわゆる賃貸に回る部分が80%あるわけでございまして、その部分の面積が1万8200平米でございます。これはちょっと小さく括弧書きで書いてある部分がございますけれども、大きな部分の貸室のほかに小さい北側に一部とってある貸室2という表現をしておりますけれども、その部分の面積を貸室1の方の賃貸の額に換算をして一部加えております。賃料は先ほど申し上げましたとおり、月坪1万6000円でございます。これは2年ごとに3%ずつ上昇する予定で見ております。共益費につきましては、月坪4,500円、敷金につきましては先ほど申し上げましたとおり12カ月でございます。空室率でございますが、初年度については10%、2年目以降は5%という設定を行っております。それから店舗のIでございますが、こちらの保留床の処分見込みにつきましては30%を見込んでおります。残り70%の部分について賃貸を行うということで、その面積は1,620平米でございます。賃料でございますが、こちらの店舗Iの賃料につきましては、事務所のように坪当たり毎月幾らというような形ではなく、いわゆる従前の権利者がこの店舗Iの部分については権利床を持っておりまして、その賃料受け取りシステムと同じ考え方をしております。これは床価格に一定の利率を掛けたものを受け取るシステムになっておるものでございまして、この利率につきましては、店舗Iの売り上げに応じて若干変動いたします。売り上げが大きくすれば変動のパーセントが大きくなると。変動といいますか、上の方をとりまして、少ない場合には小さくとるということでございまして、この変動幅は2.6%から3.2%の間となっております。今回の試算におきましては、このうちの3%という低率をもって試算をしております。したがいまして、仙台市が持つことになります保留床の床価格に3%を掛けて、家賃等をそういう形で取得していくという形になります。  なお、この店舗Iの家賃につきましては、先ほど3%の利率でということで申し上げましたが、平成15年度まではこの3%を固定しております。それ以降3年ごとに5%ずつ上昇するという形になっております。以上の諸条件からこのシミュレーション等を行ってきております。  次に収入の部分についてお話を申し上げます。これは事務所の方でございますが、賃料といたしまして初年度9億5100万円を見ております。それから、敷金があるわけでございますので、これの運用益は敷金収入の0.5%を見ておりまして500万円でございます。それから店舗Iでございますが、先ほど説明した内容でもって算定いたしますと、賃料といたしまして1億400万円でございます。それから同じく店舗Iについても敷金が入ります。これはちょっと店舗Iの方の上の条件設定のところで敷金について触れておりませんが、これはちょっとややこしい内容になっておりますけれども、床価格の3.2%、これは利回りを3.2%と想定いたしまして、そのうちの2カ月に相当する部分を敷金としていただくという形をとっております。そのお金の0.5%ということで10万円という形になります。次に支出でございますが、支出につきましては変動経費、いわゆる事務所あるいは店舗の賃貸契約とか、あるいは賃料改定とか、テナントの入れかえとか、いろいろあるわけでございますが、そういった際の手数料等という形で事務所につきましては事務所賃料の5%、店舗につきましては店舗の賃料の1%の相当額を見込んでおりまして、金額的には4900万円という形になります。それから、固定経費といたしまして、例えば保険料とか、あるいは修繕積立金とか、そういったものでございまして、これらにつきましては建築価格の0.6%を固定的経費という形で計上してございます。金額的には8900万円でございます。そのほかに、開業から16年目以降につきましては、これに上乗せをした形で設備修繕費を見ております。これは先ほどの8900万円に加算するような形になりまして、これは設備ということで設備価格の3%を計上しております。設備価格がこの建築物の中で非常に細かく分析するというのは、なかなか難しいものですから、建物価格の4割を設備価格と見まして、それの3%という形をとっております。これが2億6500万円ということで、16年目以降になるわけでございます。こういった初年度の形でまいりますと、収入といたしましては110億6010万と。この10万円は敷金の関係で10万円つきましたけれども、おおむね100万円単位でまとめておりますので、10億6000万円という形でございます。それから支出につきましては、1億3800万円というのが初年度の形になります。  以上の諸条件に加えまして、借入金等の償還の方法等につきましていろいろ検討しております。その部分について若干御説明申し上げます。まず先ほど申し上げましたように収入といたしましては、基本的には事務所及び店舗Iの賃料収入及び敷金運用益でございます。それにシミュレーションを後ほどごらんになっていただきますが、一般会計からの借入金につきましても収入として入れておりまして、これらにつきましては起債の繰り上げ償還の原資としておりまして、そういうことから収入として取り扱っているわけでございます。支出につきましては、先ほど申し上げましたように変動経費、それから固定経費という形になります。それで開業時の借入金、いわゆる平成10年度末の借入金でございますが、これが約293億円ということになっております。それから起債が293億円でございますので、これを返済をしていくわけでございますが、起債はかなり本数が多くなっておりまして、その部分の利率がいろいろさまざまでございまして、今回のシミュレーションではそれらの利率を加重平均利率というような形に計算し直しまして、一本の借入金のような形で計算をしております。そうしますと、この起債の利率は3.3%という形になります。それから、一般会計からの借入金ということでございますが、先ほど申し上げましたように収入という形で見ておりまして、起債の繰り上げ償還の原資等として単年度約20億円を基本に起債残高がなくなるまで毎年借り入れる形になっております。金利につきましては年0.5%の利率で計上を行っております。これらの結果が次の3ページ、4ページに詳細にわたって記されておるわけでございますが、この結果によりますと借入金の償還を終了するのが平成43年度末ということで、開業から34年目という結果を得ているところでございます。それから起債返済まで20億円ずつ一般会計から借り入れるわけでございますけれども、この起債の方の返還が平成21年、12年目ということになります。ただいま申し上げましたシミュレーションは、条件設定等によりまして金額的には丸めた形で御説明申し上げましたけれども、3ページ、4ページに記されておりますシミュレーションにつきましては、丸めない数字で生のものをそのまま使用しているものでございます。内容等につきましては以上でございます。 227: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 228: ◯木村勝好委員  それで私から基本的なことについて、ちょっと疑問に思った部分を幾つかお尋ねをしていきたいと思うんですが、まず基本的にはこの建物は譲渡をするということがもともとは基本にきていたはずでございます。譲渡に関しては今数字にありますが、20%ということですが、私も何回かこの問題を質問をしているわけですけれども、要するに買っていただくということについては、その後基本的には全然変動ないのか、まず現時点で全然変動がないのか、確認させてください。 229: ◯都市開発部長  譲渡の部分でございますけれども、事務所の部分につきましては日専連とミサワホームという形で既に決定しているわけでございますが、そのほかに最近1社申し込み等が……。申しわけございません、処分につきましては、賃貸事業そのものはある一定の期間やむを得ずやるものでございまして、処分等につきましては基本的には処分の方向でいくということでございます。 230: ◯木村勝好委員  要するに、基本的には処分する方が後々問題が残らなくていいに決まっているわけですよね。今ちょっとお話の中に出ましたけれども、2社以外に最近1社そういう話があるということでありますが、何か私もどっかで聞きましたが、生命保険だか何だか保険の会社だということなんですけれども、それはこういう会社だということはここではお話しになれませんか。 231: ◯都市開発部長  生命保険等の会社ではございません。恐らく賃貸の方にはそういった関連の会社もテナントとして入りたいという話で来ております。 232: ◯木村勝好委員  せっかく途中までお話しになったんですから、もう1社というのはどういう会社ですか。もし会社名がお話しになれないのであれば、どういう業種の会社かということでもよろしいと思いますが、いかがでしょう。 233: ◯都市開発部長  業種としましてはメンテナンス会社というんでしょうか、そういう関連かと思います。 234: ◯木村勝好委員  私は会社名が言えないというのもよくわからないんですよね。どうしてか。つまり買ってくれると言っている、だからこんなにふえてもっと買ってくれるところがあるんだよと言った方が宣伝になっていいような気がするんですけれども、やはり言えないものですか。 235: ◯都市開発部長  やはりいろいろそれぞれに相手方にも都合等がありまして、なかなか申し上げられない部分がございます。 236: ◯木村勝好委員  それは、いわゆる賃貸のところで内定という言葉を使っておりましたけれども、内定というふうに理解をしてよろしいんですか。 237: ◯都市開発部長  そのように考えております。 238: ◯木村勝好委員  そういうところが出てきたというのは、大変不幸中の幸いといいますか、結構なことだと思うんですけれども、今後とにかく来年の3月にはできあがってしまうわけでありまして、残すところ正味半年ということでございます。限られた人数でも一生懸命いろいろな形で努力をされているんでしょうが、これからも売る方と貸す方を並行して努力をするのか、前に私が質問をしたときでしたけれども、局長はどっかの時点で方向性をはっきりさせなくてはいけないというふうにおっしゃったことがありました。どっかの時点というのはいつごろですかというと夏過ぎということなんで、もう夏も過ぎてしまったわけでありますけれども、例えばもう売る方についてはもう1社プラスになればそれで上できと。あとは貸す方にシフトしていくという時期に来ているかなというふうにも思うんですけれども、その辺の認識はいかがでしょう、局長。 239: ◯都市整備局長  これは本会議でも御答弁申し上げましたけれども、おおむね80%前後の内定というところにこぎつけてまいりました。オープンまではやはりこれを初期の90%以上限りなく100%に近づけるというテナントセールスを中心に切りかえていきたいと。それで処分につきましては、そういう優良テナントを全部セットした上で、いわゆる買い手を探していくという方向をこの辺で変えていかなければならないのかなというふうに考えております。 240: ◯木村勝好委員  そういうふうなことをお考えだということは、私もちょっと内々お聞きしたんですけれども、私がよくわからなかったのはいろいろなところをいいところが借りてくれて、埋まりましたよと。埋まったことは埋まったでそれはよろしいんですが、そこから買う方につまりテナントを張りつけた上で、売る方にシフトしていくというか、変えていくということが本当に可能なのかなということが率直な疑問なんです。つまり借りてくれたところが、そのまま買ってくれるということを期待しているのか、それともどっかが借りたところを何年間か借りた後に売りたいというふうに考えているのか、どっちで考えているんですか。 241: ◯都市整備局長  両方でございます。 242: ◯木村勝好委員  借りたところが買ってくれるということは、まま場合によってはあるケースかもしれません。しかし、一たんどこかが借りたところを全然新規の人が、例えば3年、5年使ってしまったところを売ってくださいと、全然違うところが来るという可能性は私はほとんどないような気がするんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。 243: ◯都市整備局長  これまで、保留床処分の交渉といいますか、セールスをしておりました投資先はやはりテナント補償といいますか、確実にテナントがついて一定期間安定した収入が見込めるのかと、その辺どういうふうに担保するんだというところが大きな一つの判断といいますか、材料にされておりました。そういう意味で、これ全部優良テナントとセットした上で、そうしますと実質受け取り賃料も確定してまいりますので、そういう中で投資の利回りも確実なものがはじき出せるということで、処分先に対しては説得力が出てくるというふうに考えておりますが、それはもちろん相手がまた1年前、2年前とは違っていますから、必ずしもこちらの目算どおりいくとは限りませんけれども、今までの交渉計画の経過の中ではそういう安定したテナントをつけるということが一つのセールスポイントになると判断しておりましたので、そういう面のセールス活動をテナントセールスに切りかえるということ、それからテナントをセットして、それで床の持ち手を探すという戦略の方がいいのかなというふうに判断しているわけです。 244: ◯木村勝好委員  要するに、テナントつきで買ってくれるところを探すという方が現実的だというふうに判断をしたということですよね。それはそれで一つの判断かもしれませんが、その点は実際やってみてどういうふうになっていくか、今の時点では何とも言えないので、それも一つの考え方かと思います。  ちょっと別のことで聞きたいんですけれども、一般会計から1年間20億借りるということなんですけれども、一般会計からこういう形で非常に低金利、0.5%というのは超低金利といっていいと思うんですが、仙台市のほかの事業で一般会計からこれだけの金額をこんな低金利で借りている事業、しかも11年借り続ける事業というのはほかにございますか。 245: ◯都市整備局長  短期融資で無利息という例はあるかと思いますが、今回のようなケースはこれまではなかったのではないかというふうに思います。 246: ◯木村勝好委員  今回のようなケースはこれまでなかった、つまり前例にないことをするということなわけですけれども、大体0.5%というその設定した根拠がまず一つはよくわからないんですね。0.5でも、0.2でも、0.1でもいいのかと、つまり利子さえ取れば何でもいいのかというものなのか。それとも、ほかにこういったたぐいのことが出てきた場合にこれが一つの前例になって、そういうことが自由にできるようになるのかと。これは要するに、財政運営上何の問題もないことなのか、好ましくないことなのか、この辺についての認識については、どうでしょう。 247: ◯都市整備局長  私どもはもちろん無利子の方がよいわけでございますけれども、財政との話し合いの中で、少なくとも公定歩合に準じた金利ぐらいは払ってもらいたいということで、この0.5というのが決まったわけでございます。 248: ◯木村勝好委員  財政がいいと言ったんだから、自治省も余りいやな顔をしなかったのかどうかわかりませんけれども、都市整備局長に余りこれを聞いても仕方がないんで……。  それから、このシミュレーションを見ていて、ちょっと感じたことなんですけれども、いわゆる賃料の収入ですね、これは30年たった建物であっても40年たった建物であっても、つまりその間に何年間か置きに、入れかわってくるわけですよね。そのときの賃料設定というのが、当初の例えば5年、10年というのと30年、40年たった建物と同じ金額で設定できるものですか。私は当然これは下がってくるだろう、下げなければ借りてくれないだろうと思うんです。この市役所の庁舎はたしか昭和41年かなんかだと思うんですが、これで大分くたびれてきていますが30年なんですよね。全部終わるころに34年ということですので、そうなると役所の建物ではありませんから、いわば商業ベースでほかの民間の新しくどんどん出てくるものと対抗する建物になるわけですから、果たして同じ賃料設定でそんなに長期間いけるか、常識的に考えると非常に難しくなってくるのではないのかと。つまり返す方が減ってくるかわりに、入ってくる方も減ってくるのではないかという気がするんですが、その辺はどのようにお考えでしょう。 249: ◯都市整備局長  賃料というのは需要と供給で定まってまいりますし、もちろんそのビルの質といいますか、それが加味されます。したがいまして私どもといたしましては、これからの仙台駅前の立地を考えますと将来的にますますポテンシャルが上がってくる地区と踏んでおるわけでございますけれども、そのために価格維持のためにはメンテナンスを十分にしまして新品同様といいますか、そういう管理の行き届いたビルにしておくというのがまず1番目に重要なことなのかなと思います。また、普通のこういうビル事業の賃貸シミュレーションをやるときには20年、30年先はなかなか見通せませんから、一応2年ごととか、3年ごと何%アップというようなことでシミュレーションするのが一般的なやり方でございますので、ひとつよろしくお願いします。 250: ◯木村勝好委員  34年先のことを言っても多分私もこの世にいないでしょうから、しようがないんですけれども、若干数字でどういう意味なのかなというふうに思ったところがあるんですね。いわゆる経費の中の固定経費の中で15年までは建築価格の0.6%というふうにおっしゃいました。この0.6というのは何か根拠があるんでしょうか。通例こういうものをするときにはそれぐらいではじくんですか。それとも仙台市独自でお考えになってそういう数字が出たんでしょうか。 251: ◯都市再開発課長  一般通例でそういう係数を使っております。 252: ◯木村勝好委員  そうすると16年目以降設備に関する分でさらに設備価格、建物の4割ぐらいのものの3%というものも通例ですか。 253: ◯都市再開発課長  そうでございます。 254: ◯木村勝好委員  これが業界のやり方だというのであれば、そうなのかもしれませんけれども、やはり私は30年、40年たった場合に本当にそれだけの設備価格の3%というようなことで、果たして今、局長がおっしゃったように新品同様というようなことを30年、40年たったときに維持できるとは到底思えない。上がってくるのは当たり前ですよね、これは。そもそも言えば30年、40年先にビルなり何なりに対する考え方なり、あるいはそこに求められている機能なり、今と同じわけがないんですよ、どう考えたって。あのビルが最先端のインテリジェントビルだと言っているけれども、これは30年たったら最先端なんていうのはどういうビルになっているのか、だれもわからないわけですから。私はそういう意味で、先ほど来話していますけれども、賃貸にシフトしてしまってそのままいくというのは、ある意味では非常に危険なことをすることになるのではないかという、前にも御指摘しましたけれども、そういう感をますます強くするわけなんですよね。これはめでたく34年目で全部返済が仮に終わったとしますよね。終わったときに仙台市に残るこの建物に関する権利というのはどういう形で、どこに残るんですか。 255: ◯都市再開発課長  現在の要するに建物と、それから建物に応じた土地の持ち分が仙台市に残るということでございます。 256: ◯木村勝好委員  そうすると、賃貸のままで34年間を迎えたという面積が残りますよね。その床の分の権利とそれに該当する土地の分の権利が残るということですか。 257: ◯都市再開発課長  そのとおりでございます。 258: ◯木村勝好委員  そうすると、その34年が例えば40年あるいは45年になったと。さすがの丸ノ内ビルもとうとう壊して建てかえるということになったわけでありますけれども、これも当然いずれその返済が終わった時期からそう遠くない時期に同じようなことになる可能性は十分あるわけですね。そうすると、どのくらい残るかわかりませんがかなり相当な部分が残ってしまった場合に、一方においては仙台市の財産だと言えるかもしれないけれども、老朽化して建てかえをしなければならないというときに、仙台市は私はしりませんということは永久に言えないということになりますよね。 259: ◯都市再開発課長  そのとおりでございまして、当然先ほどの委員からの御指摘のように平成16年目以降、設備価格の3%は固定経費として上乗せしておりますけれども、これは先ほど局長がお話のようにいろいろとメンテ上の修繕積立金等も加味しているものでございます、第1点。それから、将来そういった建てかえという事態を招いたと仮定するならば、やはり再々開発といったようなものに全面的に建てかえるということも将来においては、そのままで処分しないでいけばあり得るということでございます。 260: ◯木村勝好委員  それはやはり一番問題だと思うんです。結局処分できなかったと、これから若干買ってくれるところも出るかもしれません。しかし全部売れるとは正直言ってなかなか思えない。そうすると、仮に賃貸に出した分の半分が残ってしまったとしても、これは相当な面積と相当な権利ですよね。建物がいずれ、これは役所の建物ではないわけですよ、入れ物さえあればいいという性格の建物ではないわけで、あそこの先ほど言ったこれからますます需要が高くなるであろうところに老朽化して、ぼろぼろのものをもっていくというばかはいないわけですから。そうなれば当然そこでその時代、時代に応じたものに変えていかなければならない。ある意味では、役所の建物よりもっと早くそういう時期が来る可能性があるわけです。返済が全部終わったよと言っていると、もう間もなくこれをいったいどうしようかということになる可能性があるわけですね。そのときにそうすると仙台市はそこから手は引けない、権利者でありますから当然手を引くわけにはいかないと。そうすると、そこで建てかえなり、再開発なりということにまたかかわる。またかかわって、またつくるとまた続くという話になるんですか。 261: ◯都市整備局長  これは他の再開発事業も地権者が心配されるところでございますけれども、いわゆる建物区分所有法の適用を受けます。それで全員が合意した上で、建物を壊し、それを再築するというような手段をとるのが一般的ですが、権利をその際処分してしまうという方法もその際の選択肢の一つでございます。したがいまして、例えばこのシミュレーションどおり34年たって仙台市の権利が残っていて、それで40年目か50年目になって取り壊して、建てかえましょうという話が持ち上がったとすれば、そのときは権利者の一人として、建物区分所有法の中で話し合いまして、建てかえるのか、権利を放棄して金銭に変えるのかという話し合いが出てくるのではないかというふうに思います。 262: ◯木村勝好委員  30年先、40年先の心配をしても仕方がないといえば、それまでの話ですけれども、私は実際問題としては仙台市がここまでかかわってやってしまった事業で、それも相当のウエートを占める床を持つ、あるいは土地に権利を持っているときに、私は全部処分して、はい、さよならということは地方公共団体ということを考えれば実際上不可能だろうというふうに思うんです。ですから、そういう意味で、局長は賃貸の方にシフトしてと、賃貸でテナントをつけて売るということも、それはそれで一つの方法ですけれども、とにかく開業時に賃貸のテナントで埋まっているから、これでもう安心だと、このシミュレーションであと30何年すれば、みんなチャラになりますということではなくて、やはりずっと売る努力というものをしていかないと、そういう本当に後々に悔いを残すようなことになると思いますので、ぜひそういう認識でこれからも取り組んでいただきたいということを要望して終わります。 263: ◯福島一恵委員  まず基本的なところで開業時借入金293億円というのがあります。これは昨年のシミュレーションでは、290億ではなかったのかなと思いますけれども、3億円ふえたというふうに見てよろしいんでしょうか。 264: ◯都市開発部長  昨年のシミュレーションの中で、290億円という形で発表しておりますが、あれは10億円単位で全部丸めてございまして、そういった関係で今回正確なものを出したということでございます。 265: ◯福島一恵委員  ということは、先ほどの保留床処分金等の458億のうち、293億円は売れない分は借りるということで、これを返していくためのシミュレーションだというふうに理解してよろしいんでしょうか。 266: ◯都市開発部長  そのとおりでございます。 267: ◯福島一恵委員  さっき木村委員も聞いたので、あえて言うのはどうかと思うんですけれども、やはり家賃が上昇することを前提としてこれがありますけれども、現実としては今高度商業地のオフィス用も店舗も家賃は上がっていない。むしろ契約時ごとに下げているというのが実態ではないでしょうか、その点いかがでしょうか。 268: ◯都市開発部長  確かに現在の経済情勢からしますと、そうような傾向はないとは言い切れません。このシミュレーションは、先ほど来から出ておりますように、34年にわたる長いものになっております。そういったことからしまして、私たちは一般的な考え方という形で事務所については2年、3%の上昇というような形をとっているわけでございます。 269: ◯福島一恵委員  将来のことはわからなくても、少なくとも近々ここ二、三年の数字ぐらいはきちんとした実態に基づいてはじくべきではないのかなというふうに思います。泉中央駅の駅ビルのテナントも2年ごとに契約するたびに賃料を下げているというのが実態だというふうに交通局から伺っております。実態はそういうことです。ですから、この2年ごとに3%あるいは3年ごとに5%上昇するという収入の設定の仕方自体が非常にむなしい数字ではないかなと思います。  それから次の質問なんですけれども、ここで坪単価で1万6000円にしたということですけれども、これは借りる方が払う賃料であって、仙台市というか、この再開発事業の特別会計に入ってくるのは、この坪単価1万6000円ではないというふうに思います。というのは、ここはテナントと契約をするのは株式会社クロップスであって、その株式会社クロップスが手数料ということで、ここが変動経費ということで出ているんだと思うんですけれども、変動経費が事務所賃料の5%、それから店舗1賃料の1%というふうになっておりますけれども、そういうことなんでしょうか。再開発事業の会計に入っていくのは坪単価1万6000円ではないですよね、そこのところを確認したいと思います。 270: ◯都市開発部長  坪単価1万6000円で収入を見ておりまして、この事業のシミュレーションをごらんになっていただければおわかりと思いますけれども、いわゆるその中から支出が伴うという形で、収益としてその差額が実際のお金として入ってくるということになるわけです。 271: ◯福島一恵委員  もうちょっと詳しく聞きたいんですけれども、要するに株式会社クロップスの手間賃というかマージンがあるわけですから、坪単価でいえば幾らの収入として見ればいいのか、ちょっと教えてください。 272: ◯都市開発部長  クロップスに支払われるお金といいますか、その部分がこの変動経費の中でいろいろな手数料という形で見込まれているわけでございます。したがいまして、収入からこういったものが差し引かれるということになるわけです。 273: ◯福島一恵委員  クロップス株式会社が区分所有法上の管理者ということで、テナントオフィス床の管理と、それから株式会社アエルも含めた店舗の方も両方、ビル全体の管理をしていくようになると思いますけれども、そこの収入源としてこの賃料というのがあると思うんです。だから変動経費もこのままずっと5%、1%ということで34年間計算していいんでしょうか、伺いたいと思います。 274: ◯委員長  時間を延長します。 275: ◯都市開発部長  クロップスにつきましては、全体のビルを管理していくという中で、賃貸のテナントの確保なども行っていくわけでございます。そういう意味で、固定経費という形でそれぞれにやはり費用がかかるというふうに見ております。 276: ◯福島一恵委員  固定経費も設備費とかで取るんでしょうけれども、株式会社クロップスにも人が働いていろいろやっていくようになると思いますので、そういった人件費と見ていくと、結局賃料としては坪単価1万6000円のところを下げていかないと借りてもらえないと。だけれども、管理するところへのマージンとしては下げるわけにはいかない、むしろ上げていかなくてはいけないということも考えられるのではないかと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。 277: ◯都市再開発課長  これは今後も変わらずにやっていただくということでございます。 278: ◯福島一恵委員  株式会社クロップスとはそういう関係できちんと話が成り立っているということで受けとめておきます。ただ先ほども言いましたように、このまま平成13年のときが一番市債というか、一般会計からの借り入れ残高が一番多くなっていくんですけれども、その多くなった時点できちんと支払いができなくなってきた場合、返済計画が変わり得るということになるんだと思いますけれども、それでもきちんと一般会計には借りたものは返していくというような考え方なんでしょうか、確認したいと思います。 279: ◯都市開発部長  シミュレーションという形で今回発表しているわけでございます。これに沿って私たちは努力をしていくということでございます。 280: ◯委員長  次に、建設局から報告願います。 281: ◯建設局長  建設局から2点御報告申し上げます。まず第1点、市道高畑定義線の落石防護対策について、これは口頭で遠藤維持課長より、また2点目は都市計画道路北四番丁岩切線(宮町工区)の暫定供用開始について、資料2に基づきまして中田街路課長より説明させます。 282: ◯道路維持課長  それでは、市道高畑定義線の落石防護対策について、御報告申し上げます。当路線の落石による通行どめについては、6月19日の当委員会において御報告いたしたところでございますが、このたび落石対策、防護方法がまとまりましたので、御報告させていただきます。  それでは、図面によりまして御説明させていただきます。この図面が平面図でございまして、大体この位置で横断をとりましたのが、こちらの図面になってございます。この図面のブルーに塗った部分が大倉ダム湖でございます。大倉ダムはこの崩壊箇所から約500メーターほど下流に大倉ダムがかかってございます。こちらが北でございます。それから、この茶色に塗ってございますのが市道高畑定義線でございます。この防護対策でございますが、まず崩落した箇所あるいは今後崩落しようとする岩石を取るためにまず初めにダムにこの取っている最中に石が落ちないように仮設の土どめをいたします。次に、崩壊のおそれのある岩石、今回落石したのはこの辺とこの辺にございますが、400立米ほど、今後崩壊するんではないかと思われる石がございます。これらをこういう箇所にそれでこの断面でいきますと沢になっていますので、10メーター以上の渓谷になってございます。こういうところに岩がございますので、これをほかの落ちそうなところでない岩まで影響を与えないようにドリルで穴をあけまして、その中に膨張材というものを入れまして、これによって静かにぼそっという感じですが、破砕して取るということでございます。  次に、危ないところを取りましたらこのグリーンで塗ってございますが、この部分に落石防護ネット1400平米、6ネットといいますが、これを張りつけて落石を防ごうと思っております。次に、これが終わりましたら一度ここで防護しますが、次にこの道路とこの沢の中間付近に、これも落石防護施設といいまして、こちらに簡単に絵がございますが、この谷の部分にH型鋼を縦横に組みまして、ある程度大きな石を一時的にまずここでとめると。水なんかは下を抜けられるようにということで、ちょうど中間に設置します。それから、最後に道路の山側の路肩に約3メーター50のコンクリート擁壁と2メーター50の落石防護さく、これはH型鋼にワイヤの太いのと、それから金網のかわりにワイヤでございます、これはワイヤがメッシュになっている網を張ります。これによって一時的にまず防護ネットして、万が一落ちた場合押さえる、それも壊れた場合に最終的にはここで押さえるような方法をとりまして、長さが約25メーターほど設置して対策したいとこのように思っております。おおむね工期は今月末から来年の3月までと考えております。 283: ◯街路課長  続きまして、都市計画道路北四番丁岩切線(宮町工区)の暫定供用開始について御報告を申し上げます。資料番号は2でございます。供用開始日でございますけれども、平成9年10月22日、水曜日、午前10時でございます。供用開始の区間でございますけれども、下の平面図に示してございますけれども、ちょうど宮町と北四番丁の角、青葉区宮町三丁目地内から市道宮町中江線の交差点まで青葉区中江一丁目地内でございます。延長でございますけれども、532メーターでございます。幅員が15メーターから30メーターでございます。供用の形態でございますけれども、これは2車線の対面通行でございます。図面に示してございますけれども、北側の部分を2車線対面通行で供用を行いたいと考えております。完全に完成した時点では全幅員が30メーター、それから歩道が5メーター25の両面に設置されまして、2車線の完成断面になるというようなことでございます。なお、これの暫定供用開始につきましては、10月1日号の市政だよりのトピックスに掲載をいたしまして、広く市民の皆様にお知らせをしてまいりたいというふうに考えてございます。 284: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 285: ◯加藤栄一委員  高畑定義線の件ですが、なるべく早い時期に対応してまいりたいという6月の委員会での報告のときに、その結果を踏まえてこのように早く対応していただいたことに対して感謝申し上げますが、ただ、今ダムは河川の地域だと思うんですね。先ほどの報告の中に、今月末から来年3月ごろまでだということなんですが、これは河川の許可を得ないと工事着工できないと思うんですが、仙台土木事務所の方にこれは許可申請をいつ出していつごろ認可を受けるわけですか。 286: ◯道路維持課長  この路線については、今仙台市道として認定してございますので、最終的にはこの河川敷がいつまでかというのはまだ河川課で測量中でございまして、現在も石積みがございますので、その範囲の中で構造物をつくるということで河川監理者の方にお話ししてございます。 287: ◯加藤栄一委員  工事をやる場合にその辺の許可をとらないといけないのではないでしょうか。 288: ◯道路維持課長  県の土木事務所と協議してございます。 289: ◯加藤栄一委員  協議ではなくて、許可申請を出しているんでしょう。 290: ◯道路維持課長  大変申しわけございません。私出したかどうか、はっきり記憶してございませんが、協議は整ってございます。 291: ◯加藤栄一委員  協議を整えて、その結果はまだ来ていないんでしょう、市役所の方に。 292: ◯道路維持課長  実際には宮城総合支所でやりますが、まだ私のところには来てございません。 293: ◯加藤栄一委員  それで来てから先ほど課長が言ったように、それに基づいて工事が始まるということになるんでしょう。 294: ◯道路維持課長  まず一番初めは、危険な何といいますか、岩があるものを400立米を撤去するのに約1カ月ぐらいかかりますので、まず一番最初にその岩とグリーンになっておりますネットを張らなくてはならないということでございます。その前に先ほど言いましたように、ダムに石が落ちていかないような簡単なものはつくらなければならないし、それは河川敷はどこまでというのは何ですが、それをつくってからということになりますが、そういうふうに考えております。 295: ◯加藤栄一委員  この前の6月の委員会のとき、これに関連してちょっとお願いしておいたんですが、もし右岸も左岸も通行不可能なときはやはり代役として交通の交流の意味で、青下定義線の林道が必要だということを私もお願いしたんですが、局長はあのとき関連機関と十分に話し合っていきたいというふうな話をされたんですが、その後どのようになっているか、お伺いしたいと思います。 296: ◯建設局長  申し上げましたけれども、林道でございますし、その中で通行によって道路が破損するような場合は採石敷きなり何なりということの処置を考えたいということでございまして、当面あそこは今のところ余り通っていない状況で、地元の方々は確かにわかっていますので通っておりますけれども、基本的には大型については泉の方を回ってきたり、在来の左岸側を通ったりという形になっておりますので、その状況を見ながら対応していきたいというふうに考えてございます。 297: ◯加藤栄一委員  緊急のときですね、やはりどうしても必要になる道路ですからその辺十分に配慮していただきたいというふうに思いますし、やはりこの高畑定義線の落石の問題で地元から関連して紅葉道路の代替の、いわゆる仙台市で計画されている左岸の方ですかね、右岸というのか、北側部分、トンネルで掘って、道路のその辺の計画が具体的にどのように進んでいるかという質問があったんですよ。その計画が今どういうふうになっているか、8年度には調査費が計上できないけれども、9年度ぐらいには調査費用を計上したいというような考えがあったんですが、9年度にも調査費がのっていないから、その辺の計画がどのようになっているか、お伺いしたいと思います。 298: ◯高橋建設局次長兼道路部長  現在地質調査とか、いろいろ調査を委託しておりまして、その詳細な検討を進めているところでございます。 299: ◯加藤栄一委員  その調査の結果がいつ出て、いつその計画をされるんですか、その辺の時期をお知らせ願いたいと思います。 300: ◯高橋建設局次長兼道路部長  御存じのように急傾斜地のすごい山の部分でございますので、十二分に調査しましてやらないとだめなもので、ちょっと時期的にはまだその辺の調査結果を見て判断したいと思います。 301: ◯委員長  次に、下水道局から報告願います。 302: ◯下水道局長  下水道フェアの開催につきまして、資料3に基づき業務課長より報告いたします。 303: ◯下水道局業務課長              〔資料3「’97仙台市下水道フェア」の開催についてに基づき説明〕
    304: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 305: ◯委員長  以上で、報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。 306: ◯柿沼敏万委員  時間が過ぎているところを大変恐縮ですけれども、1点だけ確認の意味を持って、お尋ねをさせていただきまたいと思います。  実はきょうの地方紙の中に、アエルの地下駐車場の譲渡価格は安過ぎるということで、仙台市民オンブズマンが仙台市の監査委員に監査請求を行っております。いずれ監査委員の方々が精査し、それなりの見解を述べられるというふうに思いますけれども、昨日6時のニュースの時間帯の民放ですが、やはりこの問題を取り上げておりまして、23億何がしかを7億5000万円で譲り渡すと。もし事実とすれば大変なことだというようなコメントをキャスターがしておりました。その話を聞いておりますと、全然このことだけしか聞かない視聴者にとっては、いかにも何か仙台市の当局がなれ合いで──この新聞を一々読みますと時間が長くなりますから省略しますけれども、関係会社というような話をしておりますが、株式会社アエルになれ合いで譲渡したという印象を非常に強く持っているわけであります。そういうことで、いずれ監査委員が出すことにしましても、時間的なものがございますので、当局にこの事実関係をお尋ねをしたいわけですけれども、当局では価格については問題ないという見解を持っているようでございます。その辺を含めてひとつ私なり、あるいは市民のそういうふうな印象を払拭するような御説明をぜひしていただきたいということをお願いを申し上げたい思います。 307: ◯谷澤都市整備局次長  この譲渡価格についてでございますけれども、これは平成5年の8月に管理処分計画を立てたわけでございますけれども、そのときの基本的な考え方に沿いまして、平成7年8月に資金計画を立てた時点で設定をしたものでございます。新聞報道等にも出ておりましたように、私どもの方の局長のコメントが載っておりまして、これは不動産鑑定の結果、こういうものをもとにして適正に設定したというふうに私どもは考えております。もう一つ、こういった設定を、ただいま申し上げましたように7年8月にしておるわけでございますけれども、今のアエルとのなれ合い云々という印象が新聞等からも若干あったようでございますけれども、アエルの入居の時期というのは平成8年の春、これは5月だったと思いますけれども、決まっておりまして、したがいましてそういったことは私どもはないと断言できるわけでございます。  いずれこのオンブズマンの方々の積算、以前のシミュレーションについてもそうですけれども、独自の試算をなさっているわけでございまして、これにつきましてすぐに私どもはこの内容についていろいろお話できない部分がございますので、その辺の検証といいますか、そういったことを今後行ってまいりたいというふうに考えております。適正な価格で設定しているというふうに私どもは判断しております。 308: ◯柿沼敏万委員  済みません。もう一つ関連してお尋ねしたいんですが、今不動産鑑定の結果ということですけれども、いかにも漠としてよくわからないんです。不動産鑑定の、私はこれを見たとき、この譲渡価格が建設費から割り出されたものか、あるいはまた駐車場の賃貸するというんでしょうか、営業収益を見込んでやられたものか、あるいはまた別な考え方で譲渡価格の基準が持たれたのかなと思って、正直なところ建設費ではないのかなとも思っておりました。そうしますと、今不動産鑑定の結果というようなことですけれども、それは価格算出の、どういうふうな不動産鑑定と関係がございますでしょうか、その辺詳細は別にしても譲渡価格の算出基準の方式的なものをちょっとお尋ねしたいと思います。 309: ◯都市再開発課長  この価格の算出の方法でございますけれども、アエルは五つの区分所有に区分されてございます。これは各区分ごとの価格というものを施設建築物の原価、すなわち本体工事から含めまして、内装設備、外溝、それから用地費等のかかった金額をベースにいたしまして、それに各区分の効用積数、それから各区分の効用積数の総和で割り戻したものをかけて、その価格というものを出しているわけでございます。したがいまして、この価格につきましては平成7年8月に第3回目の募集を行った時点でも保留床の事務所の価格も出している段階で駐車場、店舗、公共床、それから店舗2という価格をその段階で出しております。この効用積数というのは、一般的に用途別とか、その階層別効用比とか、位置的なものとか、そういった固有の効用の積数を、例えばもっとわかりやすくいいますと、マンションの場合も効用比をかけて値段を設定しているというようなやり方でございます。 310: ◯柿沼敏万委員  私は詳しくないものですから、今の御説明は十分に理解できないんですが、お話の印象からすると建設費等々含めた価格から割り出していると。そうしますとオンブズマンの試算というのは、先ほど申し上げました駐車場を貸し出した場合の価格を想定して全体的な利益はこのぐらい上がるだろうという見込みといいますか、まさに収益見込みを将来にわたってトータルすると、こういうことになると。よってということで一つの見方かもわかりませんけれども、比較対比するには余りにも乖離しているのかなと、今のお話からすると。そういうふうに理解しているわけですが、これで質問やめますけれども、そういう理解でよろしゅうございますか、最後に。 311: ◯都市再開発課長  そのとおりでございます。 312: ◯福島一恵委員  一つだけのつもりでしたけれども、今のもう一つちょっと伺いたいと思います。続けますけれども、価格の問題ともう一つはここの駐車場と31階の店舗2、特定処分保留床になっている部分も同じくアエル株式会社に売買するということになっていると思うんですけれども、なぜここなのかというところがもう一つの疑惑というか、そういうものになっているのではないかなというふうに思います。平成8年9月に保留床の処分要綱が発表された際にも、店舗2と、それから駐車場の部分についての売り出し方については、別途という形で余り明確な譲渡の方法とか、宣伝とかというのもされていなかったように思います。ということは、当初からアエル株式会社に売買するつもりであったのではないのかというふうに疑われるというか、思われるのもやむを得ないのではないのかと思いますけれども、その点いかがでしょうか。 313: ◯都市再開発課長  特定分譲につきましては、アエルの管理処分計画といったようなものをベースにしながら公正、公平を確保するために入居権利者を初め、それからこの施設建物の内容を踏まえたその管理処分基準を作成の上に、市街地再開発審査会という審査の場を経ておりまして、入居権利者全員の同意を得て定めたものでございまして、その駐車場とか、店舗2が疑惑のような表現をされるということにつきましては、一生懸命やっている我々としては大変つらいお話でございますので、そういう考えの見方でない形でお願いしたいと思います。 314: ◯福島一恵委員  例えばなんですけれども、競売という言葉が当てはまるかどうかわかりませんけれども、もっと駐車場の部分であればもっと高く買うよというところがあったとしても、いろいろな絡みからアエル株式会社がいいんだということに落ちついたのかどうか、その点いかがなんでしょうか。 315: ◯都市再開発課長  駐車場につきましては、先ほども御説明させていただきましたけれども、複合型ビルでございまして、この再開発ビル全体がやはり安定的な運営を確保していかなければならない。これはひいては従前の権利者の生活再建といったものも今後仙台市として当然従後の生活再建、生活を守ることをしていかなければならないためにも全体の支援施設として駐車場というものがあるべきだろうと。しかも、そういう中で特定の譲渡をし、運営に関連するところに譲渡していきたいというのが基本的な譲渡処分の方向づけでございます。 316: ◯福島一恵委員  念のため確認したいんですけれども、その駐車場の部分も含めて実際の管理運営については、株式会社クロップスの方で行うわけですよね。アエル株式会社が実際に駐車場は管理運営するのではなくて、権利としてそこを買うということで駐車場の管理は株式会社クロップスがするんですよね、その点について確認したいと思います。 317: ◯都市再開発課長  ビルの全体の管理運営につきましては、区分所有の所有者の中で決定していくものでございます。したがいまして、今の流れといたしましてはそれぞれの区分所有者が管理協定のもとに株式会社クロップスを管理者として、株式会社クロップスがビルの全体を担当していくというような流れになっております。  駐車場の運営につきましては、今の流れといたしましてはアエル株式会社に処分をして、運営していただきたいということで協議をしている段階でございます。 318: ◯福島一恵委員  簡単に言うと駐車場だけに関しては株式会社クロップスではなくて、アエル株式会社が実際に管理運営する方向だというんでしょうか。 319: ◯都市再開発課長  店舗1につきましては、従前の権利を持っている方々が一たん株式会社クロップスの方に貸すという流れになっておりまして、株式会社クロップスの方から運営会社、商業運営事業体のアエル株式会社がお借りをして運営するという流れでございます。  駐車場につきましては、アエル株式会社の方に、今後協議を重ねた結果でございますが、処分をしてそちらで運営していただくと。当然、その駐車場には公共施設もございますし、オフィス等もございます。その中で台数等の決め事といいますか、全体としての割り振り等もこれから整理していかなければならないということになっております。 320: ◯福島一恵委員  店舗1の部分はわかっているんですけれども、駐車場に関してはちょっとまだ詰まっていないのかなという感を受けました。株式会社クロップスに対して、区分所有者で管理組合をつくって、全体として管理委託をするというふうに受けとめていましたので、その辺で考えれば高く買ってくれるところに駐車場を譲って少しでも赤字を埋めるという方が市民は望んでいるのではないのかなと私は思いますけれども、これは引き続き議会の方でも注目していきたいというふうに思います。  次なんですけれども、簡単にしたいと思うんですが、青葉の森緑地整備事業の管理棟の建設をめぐって、本会議でもいろいろ議論がありましたけれども、ごく簡単に住民の方との話し合いの経過について伺いたいと思います。 321: ◯公園課長  ただいまの御質問でございますが、住民の方とは昨年の7月に管理棟建設予定地付近にオオタカの生息する可能性が極めて高いという判断から、現地へ変更したものでございます。この変更した場所は、かつて亜炭の採掘が行われたところで、オオタカへの影響が最も少ないところであり、住民団体の方々もその場所に同意していたところでございます。  また、住民の方とのそういう意味では、食い違いはないと認識しております。 322: ◯福島一恵委員  御当局からはそういうお話を伺ったんですけれども、住民の方、環境保護団体の方にお話を聞きますと、そうではないんですね。十分に了解したというふうにはなっていないということです。昨年の12月4日には青葉の森の管理棟に関する要望書について、ネットワークをつくっていらっしゃいますけれども、そこのネットワークとして、市長あてに要望書が出されているということ。それから、さらには2月5日と2月24日にも御当局と、それから住民の皆さんとのお話し合いがあったかのように伺っておりますが、その時点でも一致点は見出せなかったと。さらに7月29日には管理棟の建設を凍結する要望書が市長あてに出されております。これに対して何の回答もないままに、9月に入って突然工事を行ったと。それに対して、建設差しどめの要求書が9月8日に市長あてに出されているということで、御当局から伺う話と住民の皆さんというか、保護団体の皆さんから聞くお話で大きな乖離があるんですけれども、これはどういうことなんでしょうか。 323: ◯公園課長  確かに、昨年の12月4日に文書でオオタカの営巣地が近過ぎるということで再度、変更要望はございましたが、これは文書でもって現在の場所で整備を進めると回答してございます。それから、2月5日ということでございますが、これはあくまでも懇談的にお話しした場所で、このときの理由としては、地質の問題を挙げて管理棟予定地のところが地質的に問題があるのではないかということで話し合いをして、それは地質的には絶対大丈夫だということのデータを示してお話をしました。それから、3番目の件でございますが、7月28日に確かに文書で今度はオオムラサキとか、あるいは日本ミツバチが見つかったということでございますが、その即日に、我々も前から当然調査していましたので、そこには我々自身としては確認しませんでしたし、管理棟の予定している施行区域外でございますので影響がないと。したがって、工事は進めるということをお話ししました。文書ではございませんが、口頭でお話し申し上げました。 324: ◯福島一恵委員  お認めになるように、結局住民の方とは絶えずやりとりがあったということであって、決して最初の御説明の中でも話し合いをして了解を得て進めているというようなことがありましたけれども、了解はしていないというふうな認識に立たれるべきではないのかなと。住民というか、そういう団体の皆さんは建設差しどめを求めているけれども、我々はそれには従わずにやりますよということで合意とか、了解とかという言葉は使えないのではないでしょうか、そこをまず伺いたいと思います。 325: ◯建設局長  私どもとしましては、議会の議を経て仕事を進めておりまして、一団体から言われたからどうこうということは毛頭考えてございませんし、私ども行政執行の立場としてもそういう重大な内容を自己判断しながらも事業を進めているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 326: ◯福島一恵委員  そういうふうに、一団体の言うことには耳をかさないよというような発言は、非常にこういう委員会の場にふさわしいものではないと思います。一市民からの声でも真摯に耳を傾けて、そしてそれが本当に今求められている自然保護の観点から重要だと思えば、立ちどまってもう一度検討してみるということが今大事ではないのかなと思います。当局も調査されたというふうにお話しされておりますけれども、それは専門家に委託してのきちんとした調査なんでしょうか、伺いたいと思います。 327: ◯公園課長  我々も調査いたしましたが、専門家の方にもお願いいたしました。 328: ◯福島一恵委員  それはいつ専門家の方にお願いして、どういう報告書になっているのか、伺いたいと思います。 329: ◯公園課長  別に報告書ということではなく、ただ紙1枚ぐらいでございますが、現地を3日間ほど調査しております。 330: ◯福島一恵委員  仙台市がこの青葉の森公園構想に着手する前にアセスメントしておりますけれども、それにオオタカも漏れていた。それからカザグルマという貴重種も漏れていた。この二つだけではなくて、たくさんのものが漏れているという不備が指摘されております。3000万かけてやった調査報告書でも漏れていたものが現に発見されているということであって、やはり3日間調査したけれども見つけられなかったということではなくて、それ相当専門家の方たちが参加している、こういう住民の皆さんの声は真摯に聞いて、しかも会に口頭で言ったということですけれども、それは向こうの方々はそういうふうに受けとめていらっしゃらないということの中で、建設計画を推進するということは昨年市長がオオタカが見つかったので建設を変更しますというときの御発言と、やはり余りにも乖離があるのではないのかなと言わざるを得ませんけれども、やはり今自然を保護するという流れの中で、今みたいな硬直的なお話では本当に百年の杜構想とか、緑を大切にとか、本会議でもいろいろ市長が言っていますけれども、実際の事業執行では全然姿勢が変わっていないと批判されてもやむを得ないと思うんですけれども、再度こういう皆さんの声に耳を傾けて一度建設を凍結して、もう一度話し合いを持つべきではないでしょうか、あるいはきちんとした調査をもう一度行うべきではないでしょうか、伺いたいと思います。 331: ◯建設局長  先ほどから課長が御答弁しましたけれども、今回のエノキとか、ミツバチについては実質作業区域外なんです、現実には。そういうものにつきましては、大事にするということを十分承知した上での話でございますので、今回の場所については先ほど申し上げたとおり、市長の判断を仰ぎながら変更したということではございますけれども、この場所も探すのに大分苦慮しまして、最も影響が少ないという判断をしたものでございますので、そういう面で今後ともこの事業を執行していきたいというふうに考えてございます。 332: ◯福島一恵委員  昨年の4月末に岩波新書からブナの森を楽しむという本を、西口親雄さんとおっしゃる先生が出されております。それで、この方の本の200ページのところに仙台市の青葉山のことについて書かれております。この本は岩波新書では結構売れていまして2刷目を迎えているということですけれども、そこに青葉の森を具体的に言っていることなんですけれども、仙台市の市有林について仙台市がある七つの欠点を改めて記しておくということで、全国の方が見るこういう本に仙台市はこういう点が不十分だよという点が本当に明確に出されております。山に粗大ごみを発生させているとか、それから子供の自然教育を妨害している、樹木を大量に伐採し、森の水源灌域の土砂崩壊防備機能を弱めている、それから不要な車道をつくって税金のむだ遣いをしているとか、いろいろ7項目にわたってあります。生息数の少ないオオタカの方に無関心とか、この7点を早急に改善するよう努力してほしいという形で、本の中で明確に仙台市について要望されているんですけれども、こういったことがちまたですごく読まれているということについて、局長は御存じなのでしょうか、それからこの本はお読みになったのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。 333: ◯建設局長  きょう初耳でございまして、まだ読んでございません。 334: ◯福島一恵委員  ぜひ局長も、それから市長にも読んでいただいて、岩波新書にこういうふうなことを書かれていて、そうではありませんよと胸を張って言えるような自然保護行政を行っていただきたいと要望しておきます。 335: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 336: ◯委員長  それでは、閉会中継続審査事項についてお諮りいたします。  「仙台グリーンプラン21及びコミュニティ・ゾーン形成事業について」を閉会中も継続して審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 337: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  以上で所管事務についてを終了いたしました。これをもって、委員会を閉会いたします。...